南大東島 旅行・観光ガイド ブログ
南大東島 西港・湖沼
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西港
西港は、南大東島の主要港として整備されています。在所からのアクセスも良く、貨客船だいとうは、通常西港に入港することになっています。
- 西港の周辺は高台になっている。
在所から西港に向かうと、まずは長い上り坂を登ることになります。これは前述のとおり、南大東島が、海に近づくほど標高が高くなる地形のためです。
登った後、今度は下り坂になります。西港までの道路は、整備が行き届いていて、車も自転車も走りやすいです。
西港の周りには、小さなコンテナヤードと、乗客や貨物の積み降ろしに使われるクレーン車があります。
何もない岸壁に船を横付けするだけなので、港としての設備は最小限です。(防潮堤が無いため、船の接岸は不可)
- 貨物や乗客の積み降ろしに使われるクレーン車。
ちなみに、西港に隣接して公園が整備されていて、「ミレニアムパーク」と名付けられています。
屋根の付いた待合所もあります。
- 待合所が整備され、公園も隣接している。
高台に佇む煤けた廃墟は、ボイラー小屋の遺構です。
かつては、この小屋の中に船を陸揚げするための動力源があったそうです。
今でも、石積の壁は、昔のままの形で遺っています。
西港は島の主要港ということで、村役場の出張所(港湾業務課)が設けられています。
ここでは、貨物の受付と乗船券の販売を行っています。
- 貨物受付と乗船券販売を行う役場の出張所。
西港に隣接してゴミの焼却施設(南大東村クリーンセンター)も建っています。
- 南大東村のゴミの焼却施設。
西港の公園には、謎の穴があいていました。
ドリーネでしょうか。地底深くまで続いているように見えます。
- 公園内にあいた謎の穴。
- こういった地底への入口は島内に無数にある。
南大東島の湖沼
南大東島には、離島としては珍しく、いくつかの湖があります。
一番大きいものが、大池。ほかに、霞池、鴨池、栄太池、瓢箪池などがあり、これらは水路で繋がっています。
水質は淡水と海水が混ざっており、地下で海と繋がっていると云われています。湖沼の水面が海面と同じ高さになっていることからも、裏付けられます。
前述の通り、南大東島は、珊瑚礁でできた石灰質の地盤のため、地下がスカスカのスポンジ状態です。明確に解明されていませんが、島の地底湖と海が繋がっていることは明らかで、地表の湖も、地底湖の一部と捉えられています。
- 細い水路で大小20近くの池が繋がっている。
- 在所の集落に近い月見公園。
在所の近くにあるのは、月見池と瓢箪池と呼ばれます。池の畔には、月見公園が整備され、島民の憩いの場となっています。
- 池の水を汲み出す設備と思われる。
どこの離島でも同じですが、淡水は非常に貴重です。南大東島では、至る所に貯水槽が建設されていますが、これはさとうきび栽培に大量の水が必要なためです。
これだけ広大な湖沼がありながら、水質が海水混じりということで、農業用水としては使えないのでしょう。ちょっと残念ですね。
- 探索日
- 2013/04/28 - 05/01
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