足尾銅山 旅行・観光ガイド ブログ
足尾 かじか荘・足尾温泉・かめむら別館
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かめむら別館
足尾温泉(庚申の湯)には、「かじか荘」と「かめむら別館」の二つの宿があります。
今回宿泊したのは「かじか荘」ですが、「かめむら別館」も通り道にあったので、ちょっと寄ってみました。
- 足尾温泉の一つ「かめむら別館」。
かめむら別館は、険しい崖地に建っており、県道から歩道橋を渡って敷地に入ります。
県道側から見ると、廃屋のような建物(食堂?)が目に付きますが、歩道橋を渡った奥にエントランスがあり、もちろん現役で営業しています。
かめむら別館は、民家のような佇まい。客室は6部屋しかないそうです。
神社が隣接していて、宿の敷地が通り道になっています。神社へ行くには、玄関を通り過ぎて右手へ進みます。
- 一般の民家のようなたたずまい。
猿田彦神社は、小滝坑の採掘が盛んだった頃から大切に祀られてきた由緒ある山神社です。
- かめむら別館に隣接して建つ猿田彦神社。
神社を迂回して裏手に進むと、銀山平のキャンプ場に出ます。この日は連休中だったこともあって、キャンプ場は非常に混雑していました。
ここ一帯は、小滝坑から廃石が運ばれ、平らな土地が造成されたそうです。恐らく、キャンプ場がある辺りに、かつて製材所があったのではないかと思われます。
国民宿舎 かじか荘
かじか荘は、銀山平にある国民宿舎です。開業は昭和42年、建物は当時のままだそうです。小滝地区には人家や商店が皆無のため、かじか荘はこの地区の登山・観光の拠点として重要な役割を担っています。
山深い立地のため、通洞駅までの送迎があります。通洞駅発は、14:33と16:08に2本。宿発は朝の9:00に1本だそうです(いずれも要予約)。
- 送迎バスを予約すると、通洞駅まで送ってもらえる。
- かじか荘の入口。
かじか荘は足尾温泉(庚申の湯)の宿の一つで、日帰り入浴も受け付けています。銀山平のキャンプ客もよく利用するようです。
庚申の湯の泉質は、アルカリ単純泉。肌がスベスベになる効果があり、「美肌の湯」とも言われているそうです。
大浴場には露天風呂もあり、銀山平の雄大な山々を眺めながら温泉に浸かることができます。
- 広いエントランス。日帰り入浴も受け付けている。
一階に食堂や大浴場があり、客室は二階になります。食堂では、土産物の販売も行っています。
- 左が食堂。右手の階段を二階へ上がると客室がある。
- 食堂には土産物の販売もある。
- 客室がある二階へ。
開業から50年近くが経っており、全体的に老朽化が目立ちますが、鉄筋コンクリート造のしっかりとした建物ですし、内装は所々リニューアルされているため、利用上の不満はありません。
- 洗面所は少し年季が入っている。
客室は全20室あり、平成18年にリニューアルされたため、清潔感があります。トイレは共同となります。
周囲に人家が全く無いため、日没後は一気に真っ暗になります。山に囲まれていることもあり、一切の灯りが入ってきません。
周囲が暗い分、星空はよく見えます。かじか荘の前の駐車場でも、気軽に星空撮影ができます。
休前日の宿泊料金は、8,034円。国民宿舎なので、かなり割安です。
8,034円には、夕食代(2,160円)と朝食代(864円)、そして入湯税(150円)を含みます。
- 値段の割に夕食は豪華。
宿泊代が安いので、夕食はあまり期待していませんでしたが、意外にも豪華。ボリュームもあり、大満足でした。
- かじか荘の朝食。
蛇足ですが、花粉症の方は、かじか荘を訪れる際に注意が必要です。というのも、かじか荘の目の前に杉林が広がっているからです。
今回訪れたのは5月初旬でしたが、銀山平は標高が高いため、体感的には3月中頃の涼しい気候でした。このため、ちょうど銀山平のスギ花粉の季節に被っていたらしく、かじか荘に着くやいなや、咳とくしゃみが止まらなくなりました。
よほど大量に花粉を浴びたのか、帰宅後もしばらくは花粉症の症状に苦しんでいました。くれぐれもご注意ください。
- 探索日
- 2014/05/04 - 05
このレポートには、さば柄氏 ・ nokinoshi氏 からご提供いただいた写真が含まれています。
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