南大東島 旅行・観光ガイド ブログ
南大東島 観光 バリバリ岩・本場海岸・新東・北
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新東地区
新東地区は、南大東空港の北側のエリアです。この辺りも一帯がさとうきび畑となっています。
人は極めて少ないですが、たまに農作業車が通り過ぎていくのを見かけます。少ない人数で、効率的に作業を行っているのでしょう。
この風景だけ見ると、沖縄というより北海道のような雰囲気です。
自転車で走っている途中、新東地区の集会場を見つけました。
周囲に人はいません。集会場を造るということは、それなりに住民がいるのでしょうか。
- 新東地区の集会場。
バリバリ岩
数少ない南大東の観光地の一つが、バリバリ岩です。
- バリバリ岩へは、この茂みの中を進む。
フィリピン海プレートに乗っている南大東島は、現在も年間7cm北東に移動しているそうで、そのエネルギーが裂け目として表れているのが、このバリバリ岩だそうです。
正直、岩だけ見ても何のことやら分かりませんが、岩の割れ目に木が生えているのを見ると、長い年月を掛けてこの状態になったことが想像されます。
本場海岸
バリバリ岩の近くに、「本場海岸」という看板があったので行ってみました。
- バリバリ岩からほど近い本場海岸。
細い坂道を下っていきます。
坂を下ったところが、小さな駐車場になっていて、子連れの親子が海遊びをしていました。
南大東島は、周囲を岩壁に囲まれているため砂浜はありませんが、子どもたちのため、岩場にプールを掘って海遊びの場にしています。
岩場のプールは、海軍棒と塩屋海岸が有名ですが、ここ本場海岸にもプールがあったのですね。
本場海岸からは、北大東島がよく見えます。南大東島~北大東島の距離は、およそ8kmです。
北大東島も、南大東島と同様に、平べったい地形のため、一見すると水平線と重なって気付かないほどです。
南大東漁港
南大東漁港は、現在も工事が進む堀り込み式の巨大漁港です。2004年から順次供用が開始され、島の漁獲生産に貢献しています。
もともと、断崖絶壁に囲まれている南大東島には、漁船が直接接岸できる港がありませんでした。従来は、クレーンを使って、漁船を陸揚げするしかなく、操業時間や船体の規模が制限されていたそうです。
断崖絶壁の南大東島に漁港を造る方法として、考え出されたのが、陸地の岩盤を掘り込む工法でした。
実際、その場に立ってみると、その巨大さを実感します。この面積の岩盤を掘削し、人工的な湾を造り出すには、相当の労力と年月が掛かったことが想像されます。
- 船を吊り上げるためのクレーン車が待機している。
- 漁船を係留しておける岸壁がある。
現在は、湾の外に防潮堤を造る工事が進行中だそうです。また、北大東島にも、同様の漁港を建設中でした。
- セメントの採掘プラント。
在所への帰り道、「大進鉱業」というセメントの採掘プラントを見つけました。セメントも意外と島内で自給できているのでしょうか…?
- 探索日
- 2013/04/28 - 05/01
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