父島(小笠原諸島) 旅行・観光ガイド ブログ
父島 二見港 島民の見送り
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二見港での乗船手続き
おがさわら丸の出港時刻が近づき、二見港が賑わい始めます。二等客室の乗船ルールは、竹芝と同じ。受付で乗船手続きを済ませると整理番号が振られ、若い番号から乗船できます。
- 二見港客船待合所。
- 乗船時刻が近づき、行列ができ始める。
父島と母島を結ぶ「ははじま丸」は、おがさわら丸出港の1時間20分前に到着しています。スムーズに乗り換えられるように、ダイヤが組まれているようです。
- 母島からの連絡船「ははじま丸」は既に到着していた。
13時半頃から順次、乗船が始まります。
- いよいよ乗船が始まる。
- 乗船が一通り完了し、港には見送りの島民が集う。
帰りも無事Cデッキでした。さて、乗客は荷物を置いて甲板に向かいます。
- 往路と同様Cデッキの客室だった。
島民の見送り
乗客の搭乗が完了すると、ほどなく太鼓の演奏が始まります。小笠原ぼにん囃子という団体だそうですが、ほとんどが子どものように見えます。
- ほどなく若者たちの太鼓の演奏が始まる。
歩道橋の上からおじさんが振っている旗には「いってらっしゃい」の文字。これが小笠原流の見送りの挨拶なんだそうです。なんだかほっこりしますね。
こんな大勢から見送られることなんてなかなか無いなあと感激していると、次の催しが…
ものすごい数のクルーザーがおがさわら丸を追いかけてきます。現地ツアー業者のみなさんの温かい見送りです。これは嬉しいですね。
二見湾の入口までで、ほとんどの船は引き返していきますが、パパヤさんの船がまだまだ追いかけてきます。「Miss PAPAYA」なかなか馬力がありますね。結局、兄島瀬戸の手前くらいまで見送りにきてくれたようです。
帰りの船の中
ほとんどの観光客は、同じ船で行って同じ船で帰るため、現地ツアーで顔を合わせることも多く、親しくなりやすいです。帰りの船の中は、あちこちで宴会が開かれている状態です。
私も、ケータ島ツアーで一緒だったメンバーとおがさわら丸で再会し、飲み交わしました。みんな島好きの方が多く、オススメの島を教え合ったりしていました。
中には“今回面接のため来島し、今度正式に父島で働くことになった”という人もいて、なかなか興味深かったです。
いろいろありましたが、やはりこの出会いが、島旅の醍醐味なのかもしれません。
実はこの夜、海が大しけで、ものすごい揺れに襲われました。船内に置いてあるものが落ちてきたり、まっすぐ歩けないほどあっちこっちに傾いたり。
私は、酔い止め効果と、船内を歩き回って体を慣らしたため、割と上手く適応できましたが、船酔いでダウンしていた方もたくさんいました。(逆に、船の揺れに構わずお酒を飲んでいた方も結構いましたが)
翌朝、波はおさまり、冬の冷たい風が吹くようになってきました。
東京湾に入り、携帯電波も入るようになり、いよいよ現実に戻されます。
羽田空港、そしてお台場を通過し、レインボーブリッジをくぐれば、もう竹芝はすぐ目の前です。
実は、帰宅後ずっと目眩のような症状に襲われていたのですが、後にこれが丘酔いであることに気付きました。前日の激しい揺れに体が適応してしまい、船の中のような揺れが、下船後も続いていたようです。
何はともあれ、普段経験できない様々な体験が詰まった6日間でした。次に訪れる機会があれば、母島にも行ってみたいですね。
- 探索日
- 2012/11/20 - 25
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