父島(小笠原諸島) 旅行・観光ガイド ブログ

父島 観光 長崎展望台・旭山

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夜明道路

奥村から山側の道に入り、ひたすら坂を登っていきます。この道は「夜明道路」というらしいです。

夜明道路の標識

夜明道路を登っていく
目の前に見える山が旭山。

目的地の旭山は目の前の山です。下から見ると、かなり高低差があることが分かります。

途中、高校跡地と書かれた空き地がありました。現在は清瀬にある小笠原高校ですが、かつてはこの場所にあったようです。

高校跡地
「旧高校跡地」と書かれた空き地。

奥村の交差点から徒歩20分くらいの地点。ちょうど奥村の集落が眺められる場所に出ました。だいぶ登ってきましたが、まだまだ先は長いです。

歩きで来たことを若干後悔する距離でした。やはり、高低差のある離島では、原付や電動アシスト自転車が必要だと思います。

奥村 遠景
奥村の集落が見渡せる。

長崎展望台

旭山に登る前に、是非寄っておきたかった場所が長崎展望台です。夜明道路で「長崎」と表示されている場所を入ります。

この道、宮之浜まで続く遊歩道なのですが、今回は時間の都合で長崎展望台で折り返しました。

長崎の分岐点

遊歩道に入るとすぐ、景色が開けてきます。左手には兄島、右手には東島が見え、眼下に広がるのはワシントンビーチです。

長崎展望台
長崎展望台に到着。
長崎展望台から見る東島
遠くに見えるのは東島。

兄島、東島は、現在無人島になっていて、どちらも貴重な動植物の宝庫として、外来種の駆除などが定期的に行われています。

東島
東島は現在無人島になっている。

兄島はかつて、平坦な土地が広く確保できることから、「小笠原空港」の建設候補地として名前が挙がっていました。しかし、固有種が多く、人の手を入れるべきではない、との判断から、候補地から外されたようです。

確かに、兄島に空港を造れば、空港だけでなく、ライフラインや港湾も整備する必要があるので、生態系への影響は少なくないでしょうね。

兄島

旭山に群生する山羊
野生のヤギがいる。

ふと、長崎の半島を見ると、斜面に張り付くように、ヤギの群れがいました。父島のヤギは、かつて人が持ち込んだものが野生化したと言われています。傍目から見ていると可愛いものですが、島の草木を食い荒らし、禿げ山にしてしまうという問題を抱えています。

父島だけでなく、兄島にもヤギが生息しているそうです。

兄島
海を隔てた対岸が兄島。

旭山

さて、奥村の交差点からおよそ1時間(途中、長崎展望台に寄った時間も含む)、ようやく旭山の登山口にたどり着きました。

表示によると、ここから山頂までは20分だそうです。

旭山 登山口
旭山の登山口に到着。山頂を目指す。
旭山登山道 横穴
木の根元に掘られた横穴。

山道とはいえども、それなりにきちんと整備された遊歩道で、一般の人でも歩きやすくなっています。

旭山 遊歩道
しばらくは緩やかな勾配が続く。
樹木に覆われた登山道
木陰が気持ちいい。
小笠原諸島のオガサワラビロウ
戦時中は屋根としても使われたオガサワラビロウ。

ところどころに生えている「オガサワラビロウ」は、大きいもので15メートルにもなり、戦時中は屋根としても使われたそうです。

旭山南峰との分岐
ここで南峰方面へ分岐する。

途中で、南峰に分岐する道がありますが、今回は南峰ではなく、本来の山頂へ。階段を登っていくと、急に景色が開けます。ようやく山頂が見えました。

旭山山頂へ続く階段
山頂へ続く階段を登る。
旭山の山頂
山頂が見えた。

ちなみに、登山口からは徒歩25分くらいでした。

山頂からは、大村・奥村地区や二見湾全体を見渡すことができます。望遠レンズがあれば、おがさわら丸も撮影できるでしょう。

旭山から見る大村
旭山から大村方面を望む。
扇浦方面
扇浦・洲崎方面を望む。
養殖いかだ
養殖筏が見える。

帰りは、奥村の交差点まで、まっすぐ下りましたが、休みながら行ったこともあり、およそ1時間掛かりました。正直、ここの往復が一番辛かったです。

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探索日
2012/11/20 - 25
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