北大東島 旅行・観光ガイド ブログ
北大東島のピラミッド・外周道路・北港・居酒屋 村おこし
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西港~北港間の外周道路
西港から北港を結ぶ外周道路を自転車で走ってみました。
北大東島は、もともと道路整備が行き届いていなかったらしく、こうした道路は、近年開通したものが多いそうです。
高い山が無く、視界を遮る建物も無いため、遙か遠くの風景まで見渡せるのが北大東島の特徴。海岸線は、岩場の絶壁で、海遊びができるような地形ではありません。
道路から岩場に降りてみると、ごつごつとした岩を覆うように、背の低い草花が群生していました。
謎のピラミッド?
西港から北港に向かって、外周道路を走っていると、右手に白くて巨大な構造物が姿を現します。無機質なその構造物には、まっすぐに延びる階段があり、天まで続いているような、不思議な風景です。
何なのか分からないまま、とりあえず階段を登ってみます。目立つ場所に階段がある割には、茂みを乗り越えないと侵入できません。
このピラミッドの正体は、漁港建設の残土を積み上げた「残岩処理場」です。建設中の漁港については後述しますが、かなり広範囲を掘削する大工事で、大量の残土が発生します。漁港建設で掘り返した土砂をこの場所に積み上げた結果、このようなピラミッド状の構造物になったわけです。
傾斜は緩く、一定間隔で踊り場も造られているため、比較的登りやすい階段です。
残岩処理場はここだけでなく、隣にも同じ高さのものがあります。なかなか壮大な風景です。
頂上には何もなく、工事現場のような風景が広がっていました。もともと山が少ない土地なので、これだけの高さまで砂利が積み上がっていると、隣山の向こう側まで見渡せます。
せっかくなので、観光地化してはどうかと思ったりしますが、漁港建設もまだ途中ですし、それどころでは無いのでしょう。
- 残岩処理場の頂上には、荒涼とした土地が広がっていた。
北港へ向かう
残岩処理場を後にして、北港へ向かいます。
海岸沿いの道路は、民家や建物が無く、車通りもほとんどありません。水平線を横目に自転車で颯爽と駆け抜けるのは、とても気持ちが良かったです。
ほどなくして、北港の待合所に到着。トイレを備えた屋根付きの休憩所です。北港は、ここからさらに下ったところにあります。
北港には、数人の観光客がいました。北港は、他の港と同様に、岸壁をコンクリートで固めただけの簡易な港で、特別見るべきものは無さそうです。あえていうなら、北港から西港方面を望むと、ごつごつとした岩場の海岸線が一望でき、北大東島の特徴的な地形を体感することができます。
ちなみに、外周道路はここでいったん途切れます。北港~沖縄海の区間は、海沿いの道路が造られていません。
- 北港の近くにある「居酒屋 村おこし」。
- 探索日
- 2013/05/01 - 03
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