奥会津の黒沢鉱山 旅行・観光ガイド ブログ
黒沢鉱山跡の廃墟・貯水池
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赤く濁った川
鉱山跡に到着し、早速散策です。まず目に付いたのが、行く手を阻む赤茶色のせせらぎ。意外と川幅が広くて、飛び越えるには危険が伴います。雪解けの影響で、通常より水量が多いのかもしれません。
坂を登って、全景を眺めてみましたが、あの赤い川を渡らないと先に進めないことが判明。
結局、大きめの石を投げ込んで、飛び石のようにして渡ることにしました。
後で靴や服を見てみたら、茶色いシミがぽつぽつ付着していましたが、この時に撥ねた水だと思います。何が含まれているか分からないので、注意が必要ですね。
鉱山の痕跡を探す
広い土地のど真ん中に、きれいな真四角の池がありました。後で調べたところ、貯水池のようです。
水は青く濁っていて、何らかの成分が溶け込んでいるように見えます。
唯一人間の営みが感じられる小屋も潰れていて、残っているのは電柱くらい。その電柱も、枝が絡み付いて、なんだか異様な雰囲気です。
荒廃した斜面を歩いてみました。所々に、燃えかすのような木片が散らばっていましたが、特に構造物のようなものは無く、ごろごろと岩が転がっているだけでした。
斜面の上の方まで登ると、コンクリートのかたまりような構造物を発見しました。鉱山当時の遺構である可能性が高いですが、枝に覆われていて、何なのかが分かりませんでした。
所々に小さな痕跡は残るものの、坑口やトロッコなど、明らかな施設跡は見つからず。枝が繁茂していて通れない道もあり、鉱山の全体像は掴めませんでした。
資料が少ない物件のため、下調べが十分にできず、結果的に成果もいまいちだったと思います。せめて、坑口が撮影できれば良かったのですが。
- 探索日
- 2011/05/05
このレポートには、さば柄氏からご提供いただいた写真が含まれています。
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