青ヶ島 旅行・観光ガイド ブログ
青ヶ島 池之沢の二重カルデラ
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流し坂から見る池之沢
青ヶ島は、二重式カルデラによって成る島で、その特徴的な地形は、池之沢で見ることができます。
- 集落を出て東側の都道を歩く。
- 大千代方面に分岐する道。
- 島内全域が時速30km制限。
- 流し坂の上から池之沢を望む。
池之沢へは、集落から東側の都道を進み、外輪山からカルデラ内部へ下って行きます。外輪山を下るポイントは「流し坂」と呼ばれ、トンネル(平成流し坂トンネル)と旧道が存在します。歩行者はどちらでも大丈夫ですが、車の場合、旧道は危険なため、トンネルの利用が推奨されています。
流し坂の上から眺める池之沢は、まさに絶景です。きれいな器状になった外輪山と、その真ん中に突き出たプリン型の丸山。自然の造形美というものを、間近で感じることができます。
今回は、旧道の流し坂を下っていくルートにしました。自分が外輪山の「器」の中に入っていく感覚は、味わったことの無い不思議な感じでした。
現道と合流し、カルデラの底まで一気に下っていきます。
池之沢を歩く
カルデラの中に入ると、そこは鬱蒼とした森の中。池之沢には、ライフラインが整備されていないため民家はなく、畑や倉庫、工場などが建ち並んでいます。
江戸時代、集落の中心は池之沢にあったとされています。これは、外輪山に囲まれていて強風の影響を受けにくかったこと、地熱の蒸気を生活に利用できたこと、水源があり、水に困らなかったことなど、生活する上での利点が揃っていたためでした。
現在、その痕跡は、島庁跡地(何故かブランコが設置されている)と数ヶ所に遺る石垣くらいしかありません。
中央にそびえる丸山にも登ることができます。キャンプ場そばの登り口から歩いて、正味20分くらいの道程です。
- 探索日
- 2011/08/07 - 10
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