聟島(ケータ島) 旅行・観光ガイド ブログ
ケータ島 南浜に上陸
このレポートの別ページへ
“ありの木ならでは”の高品質な写真素材を販売中!詳しくはこちら
聟島に上陸
いよいよ聟島へ上陸です。
先発隊と後発隊に分かれての上陸となります。私は後発組でした。
- PAPAYA Jr.に乗り換え、南浜へ向かう。
上陸地点は、聟島の「南浜」。砂浜のため「ミス・パパヤ」は近付けず、同行していた「PAPAYA Jr.」に乗り換えての上陸となります。
- 聟島に上陸。
南浜は、透き通った海と白砂が美しい砂浜です。
浜辺には、「オガサワラスナハキバチの営巣地」と書かれた立て札が。オガサワラスナハキバチは、砂地に巣穴を掘るそうで、その営巣地を保護しているのでしょう。
- オガサワラスナハキバチの営巣地。
聟島探検
無人島なので、道なき道を進みます。
南浜の背後にある藪の中を進んで行くと、アホウドリ調査団の野営地がありました。
- 藪の中を進んでいく。
- アホウドリの調査団の野営地があった。
ガジュマルの木々に囲まれ、木漏れ日が心地よい場所です。南浜が近く、いろいろと都合が良いのでしょう。
野営地を抜けると、一気に視界が開けます。森林はここで終わりのようです。
実は、嫁島や媒島と同様、聟島にも一時期人が住んでいた時代があり、人が持ち込んだヤギが増殖したために、島の植生が食い荒らされた経緯があります。
環境省が中心となって、植生の回復事業を行っていますが、現在もまだこの有様です。(これでもだいぶ回復したのだそうです)
遮る物が無いため、とにかく風が強いです。日本(しかも東京都内)とは思えない風景が広がっています。
ただ一方で、大地を荒廃させた原因が、人間の持ち込んだヤギであることを考えると、なんとも複雑な気持ちになります。
亀の形をした墓石は、聟島の開拓者 岩崎亀五郎さんのお墓です。
かつて、島の中央部に「初寝村(はつねむら)」と呼ばれる村が存在したようですが、亀五郎さんは、初寝村の発展に尽力した方でした。
ちなみに、無人島のため、遊歩道が整備されているわけではありませんが、観光客が通って良いルートが決められているそうで、ガイドさんの後に付いていく必要があります。(決められたルートを外れると、植生回復中の草木を不要に踏みつけることにもなります)
大山は、聟島の最高峰で標高88メートル。今回のツアーの最終目的地です。大山に向かって、なだらかな坂道を登っていきます。
大山を登っている途中で、コンクリートの塊を見つけました。日本軍の軍事施設の跡とのこと。
- 探索日
- 2012/11/23
- このレポートの目次