小値賀島 旅行・観光ガイド ブログ
小値賀島の観光 姫の松原・番岳・稗崎海岸
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小値賀島の原風景を訪ねる
小値賀島の水田
小値賀島をはじめ、小値賀諸島の島の多くは、平坦な地形となっています。これは、小値賀諸島を形成した火山(小値賀単成火山帯)のマグマの粘性が低かったことが要因で、五島列島では小値賀諸島だけに見られる特徴です。
平坦な地形により、小値賀島では水田が多く、米が基幹作物に指定されています。また、平坦な地形は放牧場としても活用されていて、多くの肉牛が飼育されています。
米と肉牛のほかに、トマトやメロンも名産品だそうです。
こうした豊かな島の景観は、「小値賀諸島の文化的景観」として、「国選定重要文化的景観」に指定されています。
兼業農家が多いのも特徴だそうで、米を作りながら牛も育てている農家が多いようです。このため、生産者一軒あたりの規模は小さくなっています。
番岳
番岳は、小値賀島の中央部にある山で、標高105メートルです。番岳園地として整備され、展望台などがあります。
- 目の前にある山が番岳。
姫の松原
姫の松原は、400~500メートルに渡って続く松の並木道です。柳地区と中村地区をつなぐ町道に沿って松の木が植えられています。成り立ちははっきりしていませんが、低地が多い小値賀島では、農作物を海風から守るため、古くから松を植林してきました。姫の松原の松は、江戸時代に植林された小松が起源とされ、350年近くも経過していることになります。
姫の松原は、日本の名松百選と新・日本の街路樹百景に選定されているそうです。
- 小値賀四号碇石がある志々伎神社。
姫の松原の途中には、志々伎神社(しじきじんじゃ)があり、「小値賀四号碇石」と呼ばれる碇石が安置されています。
小中学校・高校・町役場
姫の松原の近くにあるのが、小値賀小学校と小値賀中学校です。校名は分かれていますが、同じ敷地内にあり、施設も共有しているようです。
小中学校に近接して、北松西高等学校があります。小値賀小学校・小値賀中学校・北松西高等学校の3校は、連携型一貫教育を行っていて、教員が相互に行き来しながら授業を行っているそうです。
- 生徒数40人ほどの北松西高校。
町役場は、笛吹郷の集落の北にあります。かなり立派な建物です。
- 小値賀町役場。
稗崎海岸
稗崎(ひえざき)は、地元の人が磯釣りを楽しむ穴場スポット。季節によっては、ウニも捕れるそうです。
笛吹郷の南西に位置し、笛吹郷の中心部から、自転車で15分ほどの距離です。
見渡す限り岩場が広がっていますが、波は穏やかで、辺りは静かです。少し離れていますが、宇々島の島影を確認することができます。
- 探索日
- 2015/04/30 - 05/04
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