小値賀島 旅行・観光ガイド ブログ
斑島への行き方・ポットホール・斑島園地
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斑島への行き方
斑島は、小値賀島の西にある有人島で、人口は200人ほど。小値賀島とは橋で結ばれています。周囲5.6kmの小さな島ですが、ポットホールや斑島園地など見所がいくつかあります。
斑島へは、小値賀港ターミナルから路線バスが運行されています。今回は、小値賀港ターミナルで自転車を借りて斑島へ向かいました。
- 斑島へ行くには、ここを左折する。
斑島への道のりは、幹線道路沿いなので分かりやすいです。上記写真の場所で左折することさえ忘れなければ、迷うことはないでしょう。
斑島へ向かう途中、牛が放牧されている場所がありました。小値賀で漁業の次に盛んなのが、畜産(肉牛)です。小値賀島独自のブランド牛はなく、飼育されているのは全て種牛だそうです。子牛は、例えば三重県に送られて、松阪牛になったりします。
斑大橋
斑島が見えてきました。小値賀島と斑島は、150メートルほど離れていて、「斑大橋」で結ばれています。この海峡は、「斑瀬戸」と呼ばれているそうです。
斑大橋の延長は290メートル。1978年(昭和53年)に完成し、それまで渡し船で行き来していた生活が激変したといいます。
橋を渡るとそこはもう斑島。ただ、地形的には小値賀島と似ているため、あまり感動はありません。
斑島郷
橋を渡るとすぐ見えてくるのが、斑漁港です。斑の集落もここが中心地になっています。
笛吹郷に比べると、静かで小ぢんまりとした印象の町です。斑漁港のそばに「斑」のバス停があり、小値賀港から来た路線バスは、ここで折り返していきます。
漁港近くでは、ブリの養殖も行われているようです。
- 笛吹郷からのバスが折り返す「斑」停留所。
ポットホール
ポットホールとは、海岸などの岩場にできる円形の穴のことで、水流によって生じます。何度も打ち寄せる波によって、穴の中にある岩が回転し、より球形に近い形へと磨かれていきます。
こうしたポットホールは、全国各地にありますが、斑島のポットホールは、日本国内で最大といわれています。
斑漁港から、海岸沿いに島の北部へ進むと、開けた場所に出ます。目印として、「玉石大明神」の鳥居が建っているので、遠目でも分かりやすいと思います。
鳥居を抜けて、岩場でポットホールを探します。しかし、これがなかなか見つかりません。岩場には目印らしい看板が立っていないためです。
結局、近くにいた観光客っぽい人に場所を尋ねて、ようやく発見しました。
肝心の穴ですが、確かに立派なんですけど、専門家じゃないと、すごさは分からないのかもしれません。
奥の方に、ツルツルに磨かれたボールみたいな岩がありました。あれが長年回転しながら、これだけの深さを削ったということでしょう。
- 斑島の名所、ポットホール。
斑島園地
斑島園地は、斑島の最高峰である金比羅岳(126メートル)にある絶景ポイントです。小値賀島と違って、すぐ近くまで海が迫っているため、周囲の島々を見渡すことができます。
斑島は、小値賀島と同様、なだらかな地形となっていて、多くの土地が、水田や牛の放牧地として使われています。また、斑島は鉄分を含む地質で、水田が赤く見えるのが特徴的です。
斑島園地へは、上記写真の右手の坂道を登っていきます。なかなかの急坂で、途中、自転車は乗り捨てて、徒歩で頂上を目指しました。
結局、息を切らしながら坂道を20分ほど掛けて登り、ようやく到着しました。車であれば、すぐの距離だと思います。
- 斑島園地に到着。
斑島園地は、公園のような芝生広場が広がっていて、藪路木島や大島、宇久島などが眺められます。
頂上には、鳥居と祠のようなものがありました。
ところで、斑島園地で休憩していると、突然カラスの大群が上空に集まってきました。周辺がカラスの住みかになっているのかもしれませんが、尋常じゃない数の大群でした。段々と鳴き声もひどくなり、怖くなってきたため、早めに退散することにしました。
- 探索日
- 2015/04/30 - 05/04
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