小値賀島 旅行・観光ガイド ブログ

小値賀島の食事 平六寿司・焼き鳥こにし・古民家レストラン藤松

スライドショー

“ありの木ならでは”の高品質な写真素材を販売中!詳しくはこちら

笛吹郷の飲食店

笛吹郷には飲食店が15軒ほどあり、夜遅くまで営業している飲み屋があったりと、活気があります。また、カラオケやスナックもあります。このため、素泊まりの宿に泊まっても、食事はなんとでもなります。

私は小値賀島に4泊しましたが、最終日を除く3泊は、宿の勧めで、夕食を商店街で食べました。

私が食事したお店を中心に、いくつか写真付きでレポートしていきます。

平六寿司

「平六寿司」は、漁港の向かいにあるお寿司屋さんです。私が宿泊した小西旅館のすぐ隣にあります。

店内は狭く、4人掛けのテーブルが2つとカウンター席が7席しかありません。基本的には予約制だそうです。

小値賀島 平六寿司

獲れたての地魚を使った握り寿司が絶品でした。お値段もそんなに高くなく、気軽に入れる街のお寿司屋さんといった感じ。島の人も、子連れで来ていました。

小値賀 平六寿司の店内

「○○円でおまかせ」と言うと、その値段の範囲で、次々と寿司が出てきます。握りは笹の葉の上に置かれていきます。幸せなひとときでした。

おーがにっく

「おーがにっく」という変わった名前の喫茶店。笛吹本通り沿いにあります。

小値賀 おーがにっく
食事もできる「喫茶おーがにっく」。

喫茶店といいつつ、豊富なランチメニューが人気のお店です。特に、トルコライスがこのお店の名物となっているようです。

小値賀島 おーがにっく 店内
「おーがにっく」の店内。

ちなみに、このお店、「料理が出てくるのが遅い」ことでも有名で、アイランドツーリズムの人には、「時間に余裕のある時に行って」とアドバイスされたほどでした。

実際、注文からトルコライスが出てくるまで、30分ほど掛かりました。特に混雑していたわけではありませんが、ご主人が一食ずつ丁寧に調理しているようでした。

小値賀島 トルコライス
「おーがにっく」の名物は、トルコライス。

味は抜群に美味しかったです。時間のある時にはオススメですね。

焼き鳥こにし

「焼き鳥こにし」は、福岡で修行したというご主人こだわりの焼き鳥屋さんです。笛吹本通り沿いにあります。

小値賀島 焼き鳥こにし

築80年の古民家を再生した店内はかなり広く、カウンター席と板張りのお座敷があります。

小値賀 焼鳥 小西
「焼鳥こにし」の店内。

宮崎直送だという「赤鶏のたたき」がとても美味しく、お酒がすすみました。

焼き鳥こにし 赤鶏のたたき
「焼鳥こにし」の赤鶏のたたき。

焼き鳥は1本100円からとリーズナブルで、ついつい頼みすぎてしまいます。いろいろ食べましたが、個人的には肉団子が美味かったです。

焼き鳥こにし 盛り合わせ
ここの焼き鳥はどれも美味い。

焼き鳥こにし ねぎま

ご主人は観光客の私に「何しに来たんです?」と気さくに話し掛けてくれました。「小値賀は何もないところですよ。のんびりしてるところが都会の人には良いのかもしれないけど」なんて話をしていました。

すずらん

「すずらん」は、若い夫婦が営む定食屋です。郵便局の路地を入った裏手にあります。

小値賀島 すずらん

福岡出身のご主人がメインで切り盛りしています。小値賀出身だという奥さんは、最近子育てが忙しいそうで、あまりお店には出て来ないとのこと。ご主人は、昔、料理人として野崎島に行ったこともあるそうです。

小値賀 すずらん 店内
「すずらん」の店内。

夜は、基本的に居酒屋メニューとなりますが、手が空いている時は、定食メニューの注文も受けているそうです。

小値賀島 すずらん チキン南蛮定食

小値賀島 すずらん 刺身

ついでにお刺身も注文しましたが、新鮮で美味しかったです。

その他の飲食店(笛吹郷)

回りきれなかったお店をいくつか外観だけレポートします。

夕方の小値賀島 商店街
夕暮れ時の商店街。

まずは、笛吹本通り沿いにある「谷商店」。商店と名が付いていますが、居酒屋です。オシャレな内装の飲み屋さんとのこと。

小値賀島 谷商店
谷商店。

次に、定食が美味しいという「味処ふるさと」。ちょっと路地を入ったところにあります。

小値賀島 ふるさと 食事処・弁当
味処ふるさと。

島の人に飲み屋のオススメを聞くと、「夜飲みたいなら『スナックあいどる』が良いよ。」と言われました。若い人も結構来るとのこと。一方、もう一つのスナックは、観光客からぼったくるという噂があり、あまり評判が良くないそうです。

あと、夜遅くまで遊びたいなら、「メロディボックス」(カラオケ)が一番遅くまで営業しているとのこと。個室が3つくらいあり、深夜1時までの営業だそうです。

小値賀島 スナックあいどる 食堂
スナックあいどると併設の食堂。

ちなみに、これは小値賀島に限らずですが、九州は東京に比べて日没が遅いので、夏場は夜8時でもまだ明るいです。食事して店を出ても、まだ空が明るかったりすると、(東京の感覚だと)すごく違和感がありました。

古民家レストラン藤松カフェ

笛吹郷からだいぶ距離がありますが、前方郷にある「古民家レストラン藤松」に行ってみました。訪問時は、カフェ営業のみだったため、15時半頃入店しました。

小値賀 古民家レストラン藤松カフェ
期間限定でカフェ営業している古民家レストラン藤松。

「古民家レストラン藤松」は、捕鯨・酒造で財を成した藤松家の屋敷を活用したレストランです。中に入ると、築160年の重厚感のある梁やオシャレな吹き抜けに目を奪われます。

古民家レストラン藤松 小値賀島
古民家を改装したオシャレな内装。

時代劇のセットのような見事な建築で、入店するだけで満足感が高いお店です。ちなみに、このお店をプロデュースしたのが、歴史研究家のアレックス・カーという人物。京都をはじめ、全国各地の古民家をリノベーションしている方で、小値賀島では、古民家宿を含めて6棟の住宅を手がけました。

2階には、アレックス・カー氏の達筆な書が展示されてたりします。本当にすごい人みたいです。

小値賀島 古民家カフェ
時代劇のような見事な吹き抜け。

全長7メートルの一枚板を使ったテーブルは圧巻です。こんな机で食事してみたいものですね。

小値賀 古民家カフェの巨大テーブル
巨大な一枚板を使ったテーブル。
アレックス・カー 乾坤一擲
歴史研究家アレックス・カーの書「乾坤一擲」。

2階に上がると、屋根裏の落ち着いた感じの空間で、ソファーや間接照明が置かれています。ゆったりとした時間を過ごすには最適ですね。

小値賀 古民家カフェの店内

小値賀 古民家レストラン藤松
洒落たソファーが個室のような空間を演出。

私はにんじんジュースを頼みましたが、小値賀名物の落花生と、落花生を使った銘菓がおまけで付いてきました。

小値賀島 古民家レストラン藤松 メニュー
飲み物には、ピーナッツとお菓子が付く。
小値賀島 にんじんジュース
にんじんジュースは自然な味でとても美味しかった。

離島にいることをすっかり忘れてしまうような、上質な空間でした。

次のページ:「小西旅館」

探索日
2015/04/30 - 05/04
このレポートの目次