チェコ鉄道の旅 旅行・観光ガイド ブログ
カルルシュテインに行く
このレポートの別ページへ
“ありの木ならでは”の高品質な写真素材を販売中!詳しくはこちら
プラハに近い観光地
カルルシュテイン(Karlštejn)には、カルルシュテイン城というゴシック様式の城があります。小高い山の上に建つ雄大な姿は、いわゆる「絵になる風景」です。プラハから近距離にあり、手頃な観光地だといえます。
各駅停車に乗る
プラハ本駅から、ベロウン(Beroun)行きの各駅停車で45分程度。途中の停車駅は、Praha-Smíchov、Praha-Velká Chuchle、Praha-Radotín、Černošice、Černošice-Mokropsy、Všenory、Dobřichovice、Řevnice、Zadní Třebaň の9駅です。
各駅停車は、顔が丸っこくて可愛い水色の車両。車外も車内も壮絶な落書きが施されていますが、座席部分は手入れされているのか、意外にキレイでした。4席向かい合わせのクロスシートが基本です。車両が古いためか、激しく突き上げるように揺れます。
各車両に一つずつトイレが設置されていて、無料で使用できます。公衆トイレは有料なところが多いので、できれば列車内で済ませておきたいのですが、線路に垂れ流しのボットン便所なので、抵抗がある人はやめておいた方が賢明かもしれません。
カルルシュテイン駅
カルルシュテインは、のどかな田舎にある小さな駅です。観光客が多いためか、小ぢんまりとした駅舎もきれいに整備されていました。
駅舎とホームをつなぐ地下道も整備され、田舎の駅にしては立派な造りですが、乗降客はたいてい線路を跨いで行くので、地下道はあまり役立っていないかもしれません。カルルシュテインに限らず、チェコ鉄道にはしっかりとした造りの駅が多いです。社会主義時代の名残でしょうか。
歩いて城を目指す
駅周辺は、広々とした畑に囲まれた田園風景で、小さな集落が点在しています。のんびりとしていて、とても気持ちが良いです。
駅を出たら右へ、線路沿いを歩きます。踏切のあるT字路に突き当たるので、線路は渡らず左へ。橋を渡りT字路を右へ、やがて左手に細い坂道が分岐するので、その道を登っていきます。この時点で山の上に城が見えますので、あとは道なりに進んで行けば迷いません。城の入り口までは歩いて40分程度ですが、後半はかなりきつい坂道なので、時間に余裕を持って歩いた方がいいです。
坂を登った辺りから、お土産屋さんや飲食店が並んでいて、駅前とは違った賑わいがあります。
- 探索日
- 2009/07/25 - 30
- このレポートの目次