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海芝浦 観光・デートスポット・海芝浦駅に滞在
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海芝浦駅について
今回、時間の関係で海芝浦を訪れることができなかったのですが、過去に撮影した写真があるので掲載します。
私が海芝浦を訪れたのは、2006年と2010年の2度。大分年月が経っているので、今とは異なる部分があるかもしれません。また、2006年と2010年の写真を比べると、ホームの海側の柵が改修されていたりして、時間の経過を感じることができます。
海芝浦駅は、浅野駅から分岐する海芝浦支線の終点です。海芝浦支線には、新芝浦駅と海芝浦駅の2駅があります。
海芝浦駅の最大の特徴は、海(正確には京浜運河ですが)ギリギリに造られたホーム。電車を降りた目の前に眺めの良い運河が広がるので、鶴見から電車に乗ってやって来ると、ちょっとした旅行気分が味わえます。夜景もきれいなため、デートスポットとしても人気です。
もう一つの特徴が、“駅から出られない”ということ。新芝浦より先、鶴見線は東芝の敷地内を走ります。海芝浦駅の周りも例外ではなく、改札を出た目の前には、東芝の京浜事業所が立地しています。このため、駅の出口=東芝の入口となっていて、会社の関係者以外は、改札を通ることができません。もちろん、一般人が駅まで徒歩で到達することもできません。
海芝浦で下車
列車を降りると目の前は海。ホームから下を覗くと、間近まで京浜運河が迫っています。視界を遮らない高さに柵が造られていて、観光客にも配慮している様子でした。
ちなみに、2006年訪問時には、ボロボロに錆びついていた緑色の鉄柵が、4年後の2010年訪問時には、ピカピカに塗装された柵に付け替えられていました。海芝浦がメディアで取り上げられ、観光スポットとして注目を集め始めたことで、JR側が配慮したのかもしれません。
- 潮風による腐食を防ぐため、柱が厳重に保護されている。
駅舎やホームには常に潮風が吹き付けるため、ホームの支柱などには、塩害から柱を守るために、筒状のカバーが付けられていました。
海芝浦駅の駅名標はすごくシンプル。時刻表を見ると、ラッシュ時間帯を除き、日中は1時間に1本のペースで列車が来るようです。注意点としては、土日祝日の終電が21時前であること。終電を逃すと一晩駅に閉じ込められるため、特に夜景を見に行く際には注意が必要です。
海芝浦駅に滞在してみる
海芝浦は終点のため、列車は一定時間停車した後、そのまま引き返していきます。ほとんどの観光客は、折り返しの列車に乗車し、すぐに鶴見方面へ引き返しますが、もちろん海芝浦駅に滞在することも可能です。
海芝浦駅に滞在すると、どんな楽しみがあるのでしょうか。ということで、折り返しの列車を見送り、次の列車が来るまでの閉鎖空間で過ごしてみました。
- 駅の出口は東芝の通用門になっていて立ち入りできない。
改札口には、「東芝京浜事業所」の文字。ここから先は、東芝の事業所内となります。駅の出口はここだけなので、一般人は駅から出られないということになります。
海芝浦駅から風景を眺める
海芝浦は、鶴見つばさ橋を眺めるのに絶好のポイントでもあります。鶴見つばさ橋は、扇島と大黒ふ頭を結ぶ斜張橋。夜間ライトアップされるため、デートで海芝浦駅を訪れるカップルが増えているのだそうです。
そんなニーズに応えようと思ったのか、海芝浦駅には「海芝公園」という公園が併設されています。この海芝公園は、東芝が自社の敷地を利用して開設・運営する私設公園で、入園無料となっています。フェンスで仕切られていますが、海芝浦駅とほぼ一体的な空間です。なお、海芝浦駅自体も東芝の敷地内にあります。
- 東芝が管理している「海芝公園」。
海芝公園内は、適度に緑化されていて、いくつかベンチが設置されています。
海芝公園からは、前述の鶴見つばさ橋のほか、運河を隔てて向かいにある扇島の石油タンク群を眺めることができます。
たまに大型の貨物船が目の前を横切っていきます。これだけ大きな船舶を近距離で眺めることは少ないので、なかなか驚きます。
なお、海芝浦駅には売店が無いため、長時間滞在する場合は、事前に食糧を調達しておく必要があります。飲料の自販機は、改札内に設置されています。
私は、駅に留まり、海芝公園でスケッチをしていましたが、列車を見送って駅に留まる人は少ないため、落ち着いてスケッチに励むことができました。
- 探索日
- 2006/09/10
- 2010/10/02
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