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新島 大峰展望台・白ママ断層
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白ママ断層とは
白ママ断層は、火山灰の地層が露出した巨大な絶壁です。「ママ」は方言で「崖」を意味するそうで、文字通り白い崖ということになります。
その巨大さから、白ママ断層を一望するのはなかなか難しいです。羽伏浦海岸の先にあるシークレットまで行けば、下から眺めることができますが、全体を見渡すことはできないそうです。
今回は、下からではなく上から、白ママを眺めることにします。
大峰山を登る
- 最後のトイレ休憩ポイントである親水公園。
白ママ断層の真上に向かうため、大峯山を登ります。
大峯山・向山にはトイレが無いため、登り口にある親水公園で済ませておきましょう。
ちなみに、親水公園の向かいには、航空装備研究所新島支所があります。ここでは、ミサイルの開発・試験を行っているらしく、向山に「ミサイル試験場」があります。
大峯山と向山は、同じ場所から登り始めますが、途中で道が二手に分かれます。大峯山へは、左の道を登ります。
かなりきつい勾配で、自転車は引っ張っていくしかありません。
- 自転車を引いて、向山の坂道を登る。
大峰展望台
途中、大峰展望台がありました。新島の本村地区を一望できるポイントです。
空港や羽伏浦海岸まで見渡せます。
上から見る白ママ断層
大峰展望台を出発し、新島VOR方面へ、さらに坂を登っていきます。
新島VORの少し手前で自転車を置き、茂みの中へ。すると、獣道がずっと先まで続いていました。
※この先は、安全が確保されていないエリアになります。通常は立ち入りを避けてください。
藪の中を進んでいくと、この先で、地面が途切れているのが分かりました。
恐る恐る近づいてみると、ここが白ママ断層の真上でした。
- このすぐ先が崖になっている。
白ママ断層の浸食とともに地面が崩壊しつつあるため、細心の注意を払いながら、白ママの真上からの撮影に挑みました。
ものすごい落差です。吹き付ける風により、白砂の断層が着々と崩壊しているのが分かります。
途中、引っかかる場所がない「砂の壁」なので、足を踏み外したら助からないでしょう。
ちなみに、白ママの先に見える島は、「早島(はんしま)」という無人島だそうです。
- 探索日
- 2012/09/15 - 16
このレポートには、さば柄氏 ・ nokinoshi氏 からご提供いただいた写真が含まれています。
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