北陸本線 旧線(杉津越えルート) 旅行・観光ガイド ブログ
山中峠・山中トンネル
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最大の難所を貫くトンネル
山中峠は、旧線においては最大の難所で、ここを越すと、嶺南側の敦賀市に入ります。今庄側から行くと、この山中トンネルが最初のトンネルになります。
山中トンネルは、全長1.2kmの単線で、山中峠を一直線に貫いています。また今庄側には、山中信号所として、待避線が設けられていました。
単線なので、トンネル内での離合はできません。自動車は、トンネル進入前に、対向車が来ないことを確認する必要があります(1.2kmありますが、直線なので見通しは利きます)。
そもそも山中峠は、福井県を嶺南・嶺北に分ける境目であり、この山中トンネルは、旧線で最も重要な位置付けにあったそうです。
かつては、信号所の近くに集落があったそうですが、その後、廃村となったようです。
- 左奥のトンネルは待避線用で、貫通していない。
山中トンネルの横に、もう一つトンネルらしき穴が見えますが、これは待避線のスペースを確保するためのもので、貫通はしていないようです。
トンネルはかなり老朽化している様子で、トンネル内には激しく水漏れしている箇所がありました。
山中トンネルの杉津側の入口から見ると、標高の高い山を貫いていることが分かります。
- 探索日
- 2010/02/28
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