只見線で訪ねる奥会津 旅行・観光ガイド ブログ

只見線の絶景ポイント・只見川の絶景(会津川口・会津大塩・会津塩沢)

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朝の会津川口駅

※2014.09.10追記 只見線は、2011年7月の新潟・福島豪雨により甚大な被害を受けました。3年以上が経過した今も、会津川口~只見間が不通のままで、復旧の見込みさえ立っていません。本レポートの内容は、被災2ヶ月前のものであり、当ページ記載区間は、代行バスでの運行が続けられています。一日も早い全線復旧を心から願っております。

民宿朝日屋のご主人に駅まで送ってもらい、駅で列車の到着を待ちます。小出行きの一番列車は8:10。一日3往復の只見線では、逃せない貴重な一本です。

会津川口の駅舎
列車の到着を前に、人が集まり始める。

昨晩は真っ暗でよく分からなかったのですが、会津川口は、只見線の沿線では、かなり栄えている印象です。駅舎は立派ですし、駅前には、商店や食堂が建ち並んでいます。

ただ、早朝なので、人の姿は全くありません。

会津川口駅前
会津川口は比較的栄えている。

列車の到着時刻が近付くと、次第に人が集まり始めます。只見線の乗客でしょうか。それとも、親類の到着を待つ家族でしょうか。

会津川口駅のホーム
ホームにはまだ誰もいない。

ホームに出てみると、こちらもまだ人はいません。

会津川口の駅名標
2日目は会津川口から乗車。

ほどなくして、ようやく列車が入線。本日の小出行き一番列車です。

会津川口に到着した小出行き列車
小出行き列車が入線。

列車のドアが開くと、次々と学生が降りてきました。会津川口は、駅前に小中高の3校が揃っていて、只見線は学生たちの重要な通学の足でもあるのです。

会津川口で下車する学生
休日の朝一は通学客が大半。

全線単線の只見線では、主要駅にて列車交換が行われます。ここ会津川口でも、上り列車の到着を待ってからの発車となります。

まもなく、上り列車も入線し、タブレット交換が行われます。いよいよ発車です。

只見線のタブレット交換
タブレット交換を行う様子。

学生たちが降りた後の車内は、がら空き状態。始発列車ということもあるんでしょうが、ゴールデンウィークなのに、これはちょっと寂しすぎます。

朝一の只見線の車内
車内はすいている。

只見線の“絶景区間”

さて、ここからが只見線の中でも特に注目の絶景区間です。

会津川口を出た列車は、一度只見川を渡り、本名駅に停車。本名駅を出ると、右手に本名ダムを望みながら、再び只見川を渡ります。

放水中の本名ダムは、迫力の風景です。水量豊かな只見川には、こうした小規模な水力発電所が連なっていて、只見線の車窓から見ることができます。

本名ダムと本名発電所
車窓から本名ダムが見える。

その後、只見線は深い森に入っていきます。

只見川を越える
木々が生い茂る神秘的な風景。

青緑の川面と深緑の森、そして所々にある残雪が、絶妙な風景を創り出しています。

会津大塩駅に集う人々
家族を見送るために、駅のホームに集う。

会津大塩駅での一コマ。無人駅のホームに、家族一同が集まって見送っていました。只見線は地元の人々の心を繋いでいます。

会津大塩付近の車窓から
只見川に橋が架かっている。

会津大塩から先の沿線風景は、本当にもう、贅沢の一言です。絵画を見ているような、美しい山々と只見川の風景が広がります。

この車窓を眺めていて、私は只見線のファンになりました。

只見線 会津大塩付近
残雪と川面に映り込む山々が美しい。

会津塩沢駅

会津塩沢駅で下車。5月初旬の奥会津は、ようやく春になったばかりです。

ホームに入線する只見線
会津塩沢駅に到着。
会津塩沢の駅名標
会津塩沢駅に到着。

会津塩沢駅は、山間の小さな無人駅です。水量豊かな只見川を間近に望む小さな集落の近くにあります。

会津塩沢駅の遠景
会津塩沢は小さな無人駅。
会津塩沢のつくし
駅前にはつくしの群生。
会津塩沢付近の只見川
水量豊かな只見川が流れる。

只見方面を眺めると、険しい山々の雄大な姿が見えました。この先、只見線は、あの山麓を越えていくのです。

会津塩沢付近に掛かる橋
遠くに険しい山々が見える。

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探索日
2011/05/04 - 05

このレポートには、さば柄氏 ・ nokinoshi氏 からご提供いただいた写真が含まれています。

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