土合駅(上越線の地下駅) 旅行・観光ガイド ブログ
土合駅 観光・谷川岳ドライブイン・路線バス
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土合の駅前を歩く
駅の周辺を散策してみましょう。
真冬なので、周囲は一面の銀世界です。国道に抜ける通路は雪かきされていたので、長靴でなくても支障はありませんでした。
駅前広場には車が何台か駐まっていて、駐車場のようになっていました。下り地下ホームを見物に来た観光客でしょうか。もしくは、ここに車を置いて、上越線で新潟方面に出掛けているのかもしれません。駅前広場は、雪が無ければ、もっと広いはずなのですが、部分的にしか除雪されていないため、車が駐まっていると、少し窮屈な印象です。
駅舎から国道に抜ける道は、完全なアイスバーン状態。注意して歩かないと滑って危ないです。それにしても、すごい積雪。車がすっぽり埋まってしまうくらいの雪壁に囲まれています。
- 駅前広場は除雪され、アイスバーン状態。
駅の向かいには、「菊富士食堂」の廃墟が残っています。いつ閉店したのか定かではありませんが、かつては登山客で賑わう人気の食堂(居酒屋?)だったそうです。現在は、土合駅前に鎮座する“名物廃墟”になっています。
菊富士食堂の廃墟は、積雪によって完全に埋没していました。(夏場の写真はこちらに掲載しています)
上越線と並行で走る国道291号線は、この先、谷川岳ロープウェイ乗り場まで通じています。冬場はスキー客で賑わうため、国道は除雪が行き届いています。
国道にはバスも通っていて、「土合駅前」停留所があります。朝8時から16時台まで、1時間に1~2本運行されていて、上越線より本数が多いです。上越線は、水上駅以北で本数が激減するため、水上側から土合を訪れる際には、バスの利用も検討すると良いかもしれません。
立派なコンクリート造りのバス待合所がありましたが、雪壁に阻まれていて到達できませんでした。この雪を超えないと、水上方面のバス時刻表が確認できないのですが、皆さんどうしているのでしょうか。
谷川岳ロープウェイ方面のバス停は、辛うじて雪から顔を出していました。
バス停の周囲で写真を撮っていると、バスが通過していきました。見たところ、乗客は誰も乗っていないようでしたが、ここからロープウェイ駅までは、歩くと結構掛かるので、バスが通じているのはありがたいですね。
駅の脇に「土合ハウス」と書かれた建物があります。50名が宿泊可能な、登山客向けの民宿だそうです。
人の気配が無く、営業しているかどうか不明でしたが、公式サイトを見る限り、冬場も宿泊客を受け入れているようです。
駅から延びている長い通路は、下り線地下ホームへ続く連絡通路です。駅の外から眺めても、なかなか味のある構造物です。
国道と立体交差しているところなど、結構大がかりな造りになっています。この高さだと、大型のトラックや工事車両などは、引っかかって通れないかもしれません。
国道を超えた通路は、そのまま湯桧曽川を渡り、山の斜面に突き刺さる形で、地下ホームへと繋がっています。
有人駅時代の建物なので、改札口を経由しないと出られない設計になっていますが、現在は無人駅ですし、国道の交差部分に出入口を造れば便利だと思うんですが…。
連絡通路の立体交差をくぐり、国道を直進すると、緩やかな上り坂になります。
少し歩くと、上越線の上り線の踏切があります。ここだけ見ると、単線のように見えますね。
踏切からは、清水トンネルの出口が窺えます。積雪で分かりづらいですが、湯桧曽川を渡る橋梁も望めます。
踏切で撮影していると、先ほど駅前を通過していった路線バスが、「上毛高原駅行き」となって戻ってきました。今度は、乗客を乗せているようです。
谷川岳ドライブイン
土合駅の隣の敷地に立地している谷川岳ドライブインには、「お菓子の家」という別名が付けられています。山奥の割に建物が異様に立派です。
施設内にはレストランや宴会場があり、土合駅周辺で唯一食事が摂れる貴重な場所となっています。また、銘菓「谷川の月」などのお菓子を製造・直売していて、「お菓子の家」と呼ばれる所以になっています。なんと、この建物内に工場が併設されているのです。
ドライブインの駐車場に造られた雪山は、「谷川大かまくら」。駐車場を除雪した際の雪を積み上げたこのかまくらは、例年冬場に造られ、谷川岳ドライブインの名物になっているそうです。「関東一 谷川大かまくら」と書かれていました。
人が入れそうな入口があり、自由に中に入れるようです。入口は、重機を使って造ったのか、四角く切り取られたような形になっていて、かまくらというより普通の建築物のようです。
内部は見かけほど広くなく、雪山を造ってから洞窟を掘った感じでしょうか。人が普通に暮らせそうな広さはあります。照明が無いため、暗いのかと思いきや、雪が自然光を反射するため、十分明るく感じました。
- 内部は見かけほど広くはないが、複数人で暮らせるほどの空間。
- 探索日
- 2014/02/11
このレポートには、さば柄氏 ・ nokinoshi氏 からご提供いただいた写真が含まれています。
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