奥多摩 天空の集落 旅行・観光ガイド ブログ
車で奥集落へ向かう
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奥集落
三沢集落を後にして、自動車で奥集落へ向かいます。道路は、谷底を流れる峰谷川に沿ってさらに奥へ繋がっていて、人家は少なくなっていきます。
- 峰谷川の谷筋に沿って道路が造られている。
奥集落がある場所は、峰谷地区のどん詰まり。これより先に集落は無く、一番奥にあるということで「奥」集落というのかもしれません。
三沢集落を過ぎると、谷底はやや薄暗く、人家はほとんどありません。途中、道路沿いに見事な杉林があり、林業が盛んであることが窺えます。
やがて道路はつづら折りの区間に入り、一気に高度を上げていきます。
奥集落の標高は最高地点で970メートル。こんな場所に集落をつくったのも驚きですが、先に訪れた峰谷、峰、三沢に比べると標高が高く、(時間帯の問題はあるでしょうが)日当たりが良い印象です。眺望も良いですし、住環境としては一番良さそうだと思いました。
舗装路は近世に作られたものでしょうが、石垣や斜面を切り開いた畑は歴史を感じるものがあり、おそらく江戸時代頃から住み着いた住民が、代々受け継いできたものではないでしょうか。
ゴミ収集所のような場所に、車を停車・旋回できそうなスペースがあったので、いったんここで車を降りました。
奥集落は、鷹ノ巣山の登山ルートの入り口に当たります。集落の道を山の方へ上がっていくと、そのまま登山道となるようです。
登山客からすると、この集落に休憩所を兼ねた飲食店、売店などがあれば便利そうですが、そういった気の利いた施設は無いようです。自販機も無いのはちょっとつらいですが、仕方ないですね。
集落の途中から砂利道になっている場所がありました。地図上では、この坂を登った先にも民家が1軒あるようです。
奥集落の風景に見入っていると、突然、砂利道の先から車列が下りてくるのに気付きました。何かの調査だったのでしょうか、自動車3台が登山道を下って、我々の前を通り過ぎていきました。
- 探索日
- 2015/01/24