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佐久広瀬駅(小海線の秘境駅)
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標高1,000メートルに広がる原風景
東京に帰る前に、もう一駅下車できたので、佐久広瀬駅に向かいました。佐久広瀬は、野辺山の2つ隣にある駅で、小海線の中で、秘境駅と紹介される駅の一つです。
無人駅のため、運転士にキップを見せてから下車します。他に降車客はいませんでした。
- 列車は小諸方面へ発車。
列車はすぐに発車し、ぽつんと無人駅に取り残されたような、寂しい感じになりました。
- 佐久広瀬駅の駅名標。
佐久広瀬は、「日本一高いところにある秘境駅」と紹介される駅で、標高1,073メートルに位置しています。
駅の周りは、すぐそばまで山が迫り、野辺山とは違って、山間の集落といった趣きです。市街地でも観光地でもない山の中に、ただぽつんと駅があります。
駅の周りには、舗装された道路が無く、田んぼのあぜ道のような通路を伝っていきます。
田畑に囲まれた細い坂道を登っていくと、ようやく県道(といっても大型車がすれ違えないくらい狭い)に出ます。
- 舗装された通路は無く、駅からはあぜ道を歩く。
- 駅から続く農道。
- 坂を登っていきます。
県道から見ると、ぱっと見どこに駅があるのか分かりません。段々畑によって、駅がちょうど死角になってしまうのです。
秘境と紹介されますが、実際には周囲に民家があり、農作業をしている方もいらっしゃいます。ただ、どうやら駅名にある広瀬の集落は、ちょっと離れたところにあるようで、いわゆる「駅前」の賑わいは全くありません。
高台から別の集落が見えました。立て札には「川平」と書いてあったので、広瀬の隣の集落みたいです。
標高一千メートルを超える高所ですが、何ともいえない日本の原風景ですね。
- 探索日
- 2009/08/28
このレポートには、nokinoshi氏からご提供いただいた写真が含まれています。
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