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佐久広瀬駅(小海線の秘境駅)

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標高1,000メートルに広がる原風景

東京に帰る前に、もう一駅下車できたので、佐久広瀬駅に向かいました。佐久広瀬は、野辺山の2つ隣にある駅で、小海線の中で、秘境駅と紹介される駅の一つです。

野辺山駅の小海線
野辺山駅から小諸方面の小海線に乗車。

佐久広瀬駅の小海線
佐久広瀬駅で下車。

無人駅のため、運転士にキップを見せてから下車します。他に降車客はいませんでした。

佐久広瀬駅を出発した小海線
列車は小諸方面へ発車。

列車はすぐに発車し、ぽつんと無人駅に取り残されたような、寂しい感じになりました。

小海線の線路
野辺山から続く小海線の線路。
佐久広瀬の駅名標
佐久広瀬駅の駅名標。

佐久広瀬は、「日本一高いところにある秘境駅」と紹介される駅で、標高1,073メートルに位置しています。

駅の周りは、すぐそばまで山が迫り、野辺山とは違って、山間の集落といった趣きです。市街地でも観光地でもない山の中に、ただぽつんと駅があります。

佐久広瀬駅のホーム
佐久広瀬駅からの眺め。

駅の周りには、舗装された道路が無く、田んぼのあぜ道のような通路を伝っていきます。

佐久広瀬駅の全景
駅の全景。川と田んぼに挟まれた秘境駅です。

田畑に囲まれた細い坂道を登っていくと、ようやく県道(といっても大型車がすれ違えないくらい狭い)に出ます。

佐久広瀬駅に続くあぜ道
舗装された通路は無く、駅からはあぜ道を歩く。
佐久広瀬の駅前
駅から続く農道。
駅から続く坂道
坂を登っていきます。

県道から見ると、ぱっと見どこに駅があるのか分かりません。段々畑によって、駅がちょうど死角になってしまうのです。

佐久広瀬駅 畑
佐久広瀬が畑に囲まれた駅であることが分かる。
佐久広瀬駅の遠景
遠くからだと、駅があることさえ分からない。
佐久広瀬駅前の農地
段々状に整地された農耕地。

秘境と紹介されますが、実際には周囲に民家があり、農作業をしている方もいらっしゃいます。ただ、どうやら駅名にある広瀬の集落は、ちょっと離れたところにあるようで、いわゆる「駅前」の賑わいは全くありません。

高台から別の集落が見えました。立て札には「川平」と書いてあったので、広瀬の隣の集落みたいです。

千曲川 小海線
川沿いを走る小海線の線路。
南佐久郡南牧村川平
この先に見えるのが川平の集落。
千曲川の風景
千曲川と山村の風景。

標高一千メートルを超える高所ですが、何ともいえない日本の原風景ですね。

引き続き、只見線で訪ねる奥会津のレポートへ

探索日
2009/08/28

このレポートには、nokinoshi氏からご提供いただいた写真が含まれています。

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