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三国観光ホテルに泊まり、雄島を散策
三国観光ホテルに泊まり、雄島を散策
「サスペンスドラマの聖地」として有名な福井県の東尋坊とその周辺を観光しました。
東尋坊といえば、険しい崖が続くことから、「自殺の名所」として名高い場所。一方で、見事な安山岩質の柱状節理は、学術的な評価も高く、地質学的に貴重なスポットでもあります。
東尋坊の先端に最も近い場所で営業する「IWABA CAFE」は、東尋坊の絶景を売りにしたカフェ。入店してみると、お洒落な店内から、東尋坊の景色を眺めることができました。なかなかおすすめのスポットです。
今回宿泊したのは、東尋坊がある三国町を代表する宿泊施設「三国観光ホテル」。海岸を望む高台に建つ地元の名門ホテルです。
夕食は、地元福井の海産物や畜産物(若狭牛など)を使った豪華な会席料理で、大満足でした。
翌日は、東尋坊の北に位置する雄島へ。雄島は、東尋坊と同様に柱状節理が観察できる島で、島全体が流紋岩でできています。陸地とは一本の橋(雄島橋)で結ばれていて、徒歩でアクセスできます。
この雄島、心霊スポットとして有名な島でもあります。そもそも、雄島が心霊スポットと言われるようになったのは、東尋坊で自殺した遺体が流れ着く場所だから。
霊にまつわる云われはいくつもあって、例えば「日暮れに雄島橋を渡ると、橋の下からたくさんの手が出てくる」とか、「島に渡って反時計回りすると死ぬ」とか。
雄島に入ると、白い鳥居と狛犬がお出迎え。島全体が神聖な場所となっているようです。島内には、大湊神社という神社があります。
鳥居をくぐった所に、無人の小屋がありました。賽銭箱のほか、御守の販売もしているようです。
ここから急な階段を登っていきます。森に入り、一気に神聖な雰囲気になっていきます。
階段を登った先には、住居のような建物がありました。神社の社務所でしょうか。建物はかなり古い様子ですが、今も使われているのか、それほど荒れていません。
社務所のような建物を過ぎると、今度は大湊神社の本殿が現れました。
こちらの本殿は、1621年に再建されたもので、県の重要文化財に指定されています。桃山様式を取り入れた一間社流造のこけら葺屋根が特徴的です。内部に一木彫の座像が安置されているそうです。
本殿のそばには、海に向いた鳥居が建っていました。神様の通り道といったところでしょうか。
雄島の散策を済ませると、海沿いを車で40分ほど走ったところにある「MARE(マーレ)」というカフェに向かいました。地元の若者に人気のお洒落なカフェで、芝生のテラス席からは間近に海を望むことができます。
この日は曇り空だったため、景色はイマイチでしたが、晴れれば絶景だと思います。
ドリンクはどれも南国風のトロピカルな色で、まさに「インスタ映え」しそうです。絶好のロケーションも相まって、地元のインスタ民に人気が出そうな気がします。
越前海岸というと、荒波・渋い・廃れているというイメージがありましたが、地元の若者ウケを狙った店が大当たりしているところを見ると、まだまだ若い力は途絶えていないのだと思いました。こういう今どきのセンスで地元を盛り上げていって欲しいですね。
- 投稿日時
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2017年07月17日
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