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蜂天国(長野県東御市)で巨大蜂の巣を堪能した
蜂天国(長野県東御市)で巨大蜂の巣を堪能した
長野県東御市にある「蜂天国」という施設に行ってきました。
公式サイトによると「世界で初の世界一のスズメバチ芸術館」とのことで、非常に気になります。なんと、1,600点を超える蜂の巣が展示されているということです。
蜂天国があるのは、しなの鉄道線の滋野駅から徒歩15分ほどの場所。滋野駅からタクシーを利用することもできます。
蜂天国は「そば処ふるさとの草笛」という蕎麦屋と同じ敷地にあり、駐車場を共有しています。大型バスも複数台駐車可能なため、観光ツアーでも利用しやすそうです。
蜂天国の入り口には、メタリックなスズメバチが。これだけでも目を引きますが、施設周辺にはスズメバチらしき蜂がブンブン飛んでいて、一気にヤバイ雰囲気が漂います。
なんと、入館料は無料。入り口には、簡易的な売店があり、ハチミツなどのお土産も購入できます。館内撮影はOK。年末年始以外は年中無休という圧倒的な稼働率にも驚きます。
さっそく館内の展示を見てみましょう。
まず、基本パターンとしては、なにか身近なモチーフに蜂の巣がくっついているもの。鹿の剥製だったり、扇風機だったり、とにかく何にでもくっつくようです。
大作になると、タイトルがついています。元の素材が何なのか分からないほどに育った蜂の巣は、巨大なオブジェのようでもあり、確かに自然が作る芸術といえるかもしれません。
大きさという意味だと、富士山型の巨大蜂の巣が来館者の注目を集めていました。高さは約3.8メートルあり、ギリギリ天井に付きそうです。ここまで来ると蜂の巣には見えませんが、160個の巣を合体させているようです。1999年にギネス世界記録に認められています。
蜂天国の人は何と闘っているのか、大きさの記録更新に意欲的です。こちらは高さが日本一の蜂の巣(写真左)と、世界最大の大きさを誇る巣(写真右)です。日本一の方は20個の巣を合体させたもので、全高6.5メートルあります。世界最大の方は、80個の巣を合体させ、4.2メートル×2.5メートルの大きさ。
こちらはなんと、蜂の巣で新幹線あさま号を表現した作品。こうやって見ると、蜂の巣単体では表現力に難がある気がしなくもないですが、とにかく全長9メートル、160個の巣を合体させた作品は、見るものを圧倒します。一辺9メートルの広い部屋があれば、折らずに展示できてなお良かったかもしれません。
これだけの展示が無料で成り立っているのは、そもそも「蜂の巣駆除」がビジネスの柱だから。駆除した巣を生け捕りにして持ち帰り、中の蜂が寿命を迎えたものを展示品としているようです。スズメバチの寿命は長くて1年なので、このような展示が可能なんですね。
- 投稿日時
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2016年09月11日
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