ドムドムハンバーガー野田運河プラザ館店に行ってみた

ドムドムハンバーガー野田運河プラザ館店に行ってみた

近年、少しずつ店舗数を減らしているドムドムハンバーガーですが、ちょっと変わった場所にあるお店が千葉県野田市にあるということで、行ってみました。

霊波之光 本部 お城
野田市にある「霊波之光」の本部。

その場所というのが、新興宗教「霊波之光」の本部敷地内にあるビル。信者にならないと入れないのかと思いきや、参拝は自由なので一般人でも出入り可能とのことです。(月曜は閉門日)

東武野田線 運河駅
東武野田線(アーバンパークライン)運河駅で下車。
霊波之光 駅広告
運河駅構内に掲示されている霊波之光の広告。

東武野田線の運河駅で下車し、東口を出たら、線路沿いを春日部方向に歩いていきます。きれいな遊歩道が整備されていて、歩きやすい道です。

運河駅 遊歩道
運河駅の線路沿いに整備されている遊歩道。
運河駅 ふれあい橋
霊波之光が寄贈したという「ふれあい橋」。

その後、「ふれあい橋」という歩行者専用のアーチ橋を渡ります。この橋、実は霊波之光が寄贈したものだそうです。運河駅で降りてから何となくそんな雰囲気を感じていましたが、駅周辺が霊波之光一色という感じで、普通に街を歩いていても、アウェーな気分になります。

利根運河
利根運河沿いは自然が豊か。

ちなみに、「運河」という駅名は、この橋が跨いでいる「利根運河」のことを指しています。川沿いは自然が豊かで、住む環境としても良さそうです。

東京理科大学 霊波之光
東京理科大と霊波之光は同じ方向にある。

霊波之光の手前には、東京理科大学の野田キャンパスがあります。駅から続く遊歩道は、理科大の学生と霊波之光の信者が行き交うので、結構賑わっていました。周辺は住宅地が広がっていますが、学生向けのアパートも多いのだと思います。

東京理科大学の敷地を過ぎると、いよいよ霊波之光の敷地です。交差点に面した角に正門があり、多くの人が出入りしていました。敷地は広大ですが、高い塀で囲まれているため、外から内部の様子を窺うことはできません。

霊波之光 本部
霊波之光本部の広大な敷地。

この周辺には、霊波之光の関連施設が集中していて、少し離れた場所には広大な駐車場も整備されていました。

霊波之光 入口
霊波之光本部の入り口。

早速、中へ入ってみましょう。

正門は非常に立派で、「霊波之光」と書かれた大きな石碑が建っていました。敷地内は原則として撮影禁止ですが、正門前は記念撮影スポットとなっているようです。

霊波之光 参門
霊波之光本部の正門。

敷地内には、白装束を着た人があちこちに立っています。通りかかった参拝客に挨拶をしてくれるのですが、結構な人数が配置されているので、独特の圧迫感がありました。

部外者であっても手続き不要で参拝できますが、信者は黄色いバッジを付けているので、ひと目で部外者だとバレる仕組みになっています。このバッジは、「大好きバッジ」と呼ばれるもので、「御守護神様 二代様 大好きです!」と書かれたお守りのようなものらしいです。

そもそも霊波之光とは、「人類救済と世界平和の実現」を目的としていて、教主を「神の分身」としています。「暖かい心はあいさつから」という教えがあり、敷地内では、積極的に挨拶を促されます。

入信することを、神様と繋がるという意味で「おつながり」と呼んでいるようで、1世帯あたり年間5,000円で入信できます。入信後も様々な目的で献金を求められるらしく、金額に応じた信者のランクもあるようなので、一概に金額の話はできませんが、年間5,000円という値段は、お手頃ではあります。敷地内の豪華な建物を見ると、とても年5,000円の会費で運営されているとは思えませんでしたが。

霊波之光  レストラン ドムドム
「RHKプラザ館」地下にあるフードコート。

さて、今回の目的はドムドムハンバーガー。敷地内に入ってから、施設の豪華さや綺麗さにただただ感動していましたが、我々は観光目的で来たわけではありません。ドムドムの公式サイトに所在地として記載されていた「RHKプラザ館」という建物を探します。

さすが教団本部というだけあって、全国各地から信者が集結していました。まるで何かの全国大会のように、「XX県」と書かれたプレートを持って、列を作っていました。

散策中、ふと敷地内の人が全員立ち止まり、お祈りし始めるというタイミングに遭遇しました。どうやら、一日の中でお祈りをする時刻が決まっているらしく、信者はそれを習慣化しているようです。大勢の人がみんな立ち止まって祈る光景は、普通に生活していたら、なかなか見ることができません。

霊波之光 ドムドムバーガー
ドムドム店舗に信者が列を作る。

そうこうしているうちに、敷地の奥の方にある背の高いビルにたどり着きました。どうやら、ここが「RHKプラザ館」のようです。このビルの地下1Fが、信者向けのレストランホール(フードコート)となっています。

霊波之光 ドムドム フードコート
信者たちで賑わうレストランホール。

地下1Fに降りてみると、テーブルの確保も難しいほどの賑わい。みなさんお祈りを終えて食事しに来たようです。

地下フロアは、全体がフードコートとなっていて、ドムドム以外の入居テナントは、「らーめん小花村」、「うどん そば」、「カレー」、「お弁当 おにぎり パン」の4店舗。ドムドムと小花村以外は、「寿美野屋」というお店が経営しているようです。なお、全店舗でEdyが利用可能で、フードコート内にチャージ機も設置されていました。

オーダー受付時間は、10:00~16:00で、「但し、お祈り前後の10分間は販売を中止します。」との記載がありました。

ドムドム 霊波之光
新興宗教施設での楽しいドムドムパーティー。

5店舗ある中でも、やはりドムドムが一番人気。お昼時は、いつも行列ができているみたいです。白装束の人たちが並んでいる光景は、ちょっと異様に映りますが、中身は普通のドムドム店舗です。

私は、期間限定メニューの「ビーフエッグバーガー」のセット(590円)を注文しました。さらに、一緒に行った友人とチキンナゲットやシャカリポ、春巻きなどを追加注文。楽しいドムドムパーティの始まりです。

もちろん、味は通常のドムドムと同じ。セットでフロートが選べないなど、私が今まで行った店舗とは異なるルールもありました。

ドムドム ビーフエッグバーガー
ビーフエッグバーガーを頼んだ。

フードコート内にも職員と思われる白装束の挨拶員が配置されていて、何となく監視されているような雰囲気でした。しかし、そういう状況を除けば、子どもからご老人までが並んで食事をする風景は、ショッピングセンターのフードコートと同じだと感じました。

新興宗教の施設に入るのは初体験で、正直最初はどうなることかと不安でしたが、礼儀正しく挨拶をしてルールを守れば、部外者であっても温かく迎え入れてくれます。先入観や偏見を捨てることの重要性を、ドムドムを通して学んだ一日でした。

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投稿日時

2016年05月15日


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