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移転前の築地市場を見学した
移転前の築地市場を見学した
築地の豊洲移転が迫ってきたので、移転前の築地市場を見に行ってきました。以前も何度か訪れたことはありますが、いよいよこれで見納めです。貴重な風景を写真に残しておこうと思います。
今回訪れたのは、午前10時過ぎ。大江戸線の築地市場駅で下車し、A1出口から地上に上がります。場内への入口は、A1出口のすぐそばにあります。
築地市場には、大型トラックがひっきりなしに出入りしている上に、どの車も運転が荒いので、轢かれないように注意が必要です。
場内はすでに競りが終わり、閉まっている店が多く見られます。この時間に営業しているのは、観光客や個人客向けの店だけです。
倉庫に商品を収めるためか、ターレと呼ばれる小型トラックが絶え間なく行き交っていて、卸業者が並ぶ狭い小道を全速力で走行していました。
こういう市場だと一般的なのかもしれませんが、場内は基本的にターレが優先です。歩行者に関係なく猛スピードで通過していくので、注意が必要です。そもそも、仕事場にお邪魔しているわけですから、常に周りに気を配って行動しなくてはいけません。
卸業者が並ぶ場内は、古きよき昭和の雰囲気が残る異世界。場内は広く、全体がアーケードに覆われているせいもあって、薄暗くなっています。アーケードの吹き抜けを仰ぎ見ると、事務所なのか住居なのか、上層階に部屋があったりします。一見平屋建てのように見える築地ですが、複雑な多階層構造になっているようです。
個人的には、築地のこの雰囲気が大好きで、今回の移転によって、この風景が失われてしまうことが残念でなりません。
築地場内には、「魚がし横丁」と呼ばれる商店街があり、およそ140軒の飲食店や雑貨店が立ち並びます。元々は、市場関係者向けでしたが、現在はどの店も観光客が行列を作る状態になっています。飲食店のラインナップは豊富で、海鮮丼や寿司店はもちろん、とんかつ屋や牛丼屋(吉野家の1号店)なども。しかし、場内は敷地が狭く、特に休日はそれなりの時間並ぶことになります。私は、早々に場内を後にし、場外に建ち並ぶ飲食店で昼食をとりました。
豊洲移転後は、場外の店舗がどうなるのか気になります。都心から近いことや、「築地」というブランドを活かして、なにか新しい展開があるのではないかと期待しています。
- 投稿日時
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2016年05月14日
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