作品で振り返る10年

アクション系ゲーム

ありの木
順序で言うと、次はこの辺りだよね。“おおきなさん”とか“ハエ”とか。
Hideshoe
ああ。ある意味原点だね。
ありの木
BestGames以降、立て続けにこの手のアクションゲームを作っていった。
Hideshoe
まあ、人は誰しも通る道。笑
ありの木
ちなみに、ここで紹介するのは小6~中3頃までの作品。

おおきなまさゆきさんの冒険

おおきなさんは、緑色の愛らしいキャラクター。
ありの木
アクションゲーム開発の原点。
Hideshoe
懐かしい。
ありの木
時期としては、小6~中1の辺り。
Hideshoe
リメイクしてるせいもあるけど、古さを感じない。小学校なんて遠い昔なのに。
ありの木
2Dのジャンプアクションを作りたいっていう思いが元々あって、気持ちが突っ走って作っちゃったんだな。
全5ステージが用意されている。
Hideshoe
今思うと、タイトルが分かりづらい。「大きなまさゆきさん」。
ありの木
これね、なんか愛着があって、ずっとこの名前だけど、ダウンロードした人も、訳わかんなかっただろうね。
おおきなまさゆきさん
小学生の時、2人で描いていた合作漫画に登場する、キャラクターの名前を取って名付けた。漢字表記は、「大木名正雪」。
Hideshoe
あっさりしてる。いい意味で。
ありの木
DREAMWORLD以降の作品(後述)は、どっかこってりしてるんだよな。
Hideshoe
ムダ要素が多くなるというか。おおきなさんにはそれが無い。
最終ステージには罠がいっぱい。
ありの木
これ、一つひとつ判定してるんだよね。
Hideshoe
ああ、マップデータ使ってないってこと?
ありの木
そう、事前にラインだけ引いた画面を用意しておいて、それに合うように、一つずつ着地判定をIF文で書いてった。
Hideshoe
ステージごとにそれやってったのか。
ありの木
今では、絶対そんな作り方しないけど。
Hideshoe
おおきなさんが今のスペックでも安定して動作してるのって、結構そういう作り込みが効いてるのかも。

本ソフトウェアには、説明書が付属しておりません。あらかじめご了承ください。

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操作方法は、下記の通りです。

移動
カーソルキー
ジャンプ
Ctrlキー
ポーズ・確定
Enterキー

HAETATAKI!!

HAETATAKI!!の画面 1
最初のモード選択画面。
ありの木
イイね!この感じ!
Hideshoe
けばけばしい感じがいい。
ありの木
ラブホみたいな。
Hideshoe
今作ったら絶対こうはならないよね。
ありの木
生っぽい安心感ってあるね。
HAETATAKI!!の画面 2
逃げ回るハエを叩く。
ありの木
お、一応動く。
Hideshoe
すげええ早い。環境に依存し過ぎでしょ。
ありの木
Win98の頃だからなあ。
Hideshoe
wait使ってたんだね、awaitならもうちょっと依存度を低減できるのに。
HAETATAKI!!の画面 3
ボスバエは、プレイヤーに攻撃してくる。
ありの木
ボスバエきた!
Hideshoe
ハエっていうより蛾。
ありの木
処理が高速過ぎて、バリアのダメージがでかい。
Hideshoe
クリアできる気がしない。
バリア無理これ。
ありの木
二人協力プレイはできる。
Hideshoe
やった、チームの勝利!
スコアが常にゼロ点だ。
ありの木
しきい値からタイムを引いてるから仕方ないね…。

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叩く
左クリック
ポーズ
右クリック
移動(二人プレイ時)
カーソルキー
叩く(二人で協力時)
Enterキー
ポーズ(二人で協力時)
Tabキー
ビーム(二人で対戦時)
スペースキー
バリア(二人で対戦時)
Enterキー

DREAMWORLD

DREAMWORLDの画面 1
簡素で角張った画面が特徴的。
ありの木
色彩判定を使った初めての作品。
たぶん色彩判定のゲームの中では、一番ゲームとして楽しい。
色彩判定
色を判断基準として衝突などを判定する方法。キャラクターや地面を矩形で塗りつぶしておき、対象物の上下左右の色情報を取得することで、当たり判定などを行う。複雑な配列処理が不要で、しかも目視でデバッグできることなどから、初期のゲームで多用された。「DREAMWORLD」のように、判定用のブロックを表示にも使うものと、「SecretTreasures」や「襲撃」のように、判定用と表示用で2種類のバッファを用意しているものとがある。
Hideshoe
ステージ選択画面のグラフがマイナス値になってる。
ありの木
そう、ひっくり返ってるんだ、これ。
Hideshoe
2面がゼロ。笑
DREAMWORLDの画面 2
ステージ選択画面。
Hideshoe
軽快さがいいね。シンプルだ。
ありの木
少ない要素で成立してるのがいいんだな、きっと。
Hideshoe
早すぎてコース選べない。
DREAMWORLDのマップエディタ
付属しているマップエディタ。
ありの木
とまらなくなる。
Hideshoe
これは名作だと思う。
ありの木
うん、余計な演出が無くて、素直に楽しめる。
夢オチのストーリーだけ何とかしたいな。
ひたすら面クリアするミニゲームとしてリメイクできないかな。

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ゲーム本編の操作方法は、下記の通りです。

移動
「←」「→」キー
ジャンプ
Ctrlキー
一時中断
Enterキー

マップエディタの操作方法は、下記の通りです。

空間にする
マウス右クリック
地面にする
マウス左クリック
ゴールにする
スペースキー
現在のマップを保存
Enterキー
ファイルを開く
Ctrlキー
新規作成
Escキー

SecretTreasures

SecretTreasuresの画面 1
SecretTreasuresのタイトル画面。
ひみつのたからもの
「DREAMWORLD」の判定エンジンを使ったアクションゲーム。マップの画像表示に対応し、表現力が増した。「SecretTreasures」は、「ひみつのたからもの」の不具合を修正し、アニメーションなどの演出を加えた後継作品。
Hideshoe
ひみつのたからものとST(SecretTreasures)って、大分いろいろ変わったんだっけ?
ありの木
宝物の方は、基本的にDREAMWORLDベース。STは、そこから不具合とか演出を修正したので、かなり操作感が変わった。
Hideshoe
STになって、大分判定がぬるくなったよね、悪い意味で。宝物の方は、裏技が多かった。
ありの木
バージョンアップで面白さが半減した例だね。
SecretTreasuresの画面 2
マップエディタを使うと誰でもステージを作成できる。
Hideshoe
このマップエディタは、地味に良くできてた。これでいろいろステージを作るのが楽しかった。
ありの木
だいぶ楽しんでたよね。いろいろ知り合いとか相互リンク先にマップの作成を依頼して、数を集めていた。
Hideshoe
DREAMWORLDの時もそうだったっけ?
ありの木
そう、ヘルプに協力者のクレジットが入ってるよ。
SecretTreasuresの画面 3
プレイ画面。キャラクターを操作してゴールを目指す。
Hideshoe
よく考えられてる。ブロックを上手く使ってるね。
ありの木
そして、難しい。多分もっと遅いスペックを想定してたから。
Hideshoe
ゴール見えるけど、すぐ辿り着けないパターン。笑
ありの木
これよくやるよね、目玉ブロックが活躍してる。
目玉ブロック
上に乗るとジャンプできない特殊なブロック。元々、DREAMWORLDのゴールブロックにその性質があったことが始まり。DREAMWORLDでは、ゴールブロックの本来の目的を無視して、この性質を生かしたマップが多く作られため、「ひみつのたからもの」以降、純粋に「ジャンプできない」ブロックが用意されている。
「ひみつのたからもの」では、目玉のグラフィックが用いられていたが、「SecretTreasures」になってからは、別の絵柄が採用された。
ありの木
DREAMWORLDで目玉思い付いたんだよね。これ好きになった。
Hideshoe
ジャンプできないのいい。
透過処理ってどうしてるんだっけ?
ありの木
えーっと、スタート地点の背景が当てられるのかな。
Hideshoe
なるほど。
SecretTreasuresの画面 4
ステージ選択画面。大量のステージが用意されている。
Hideshoe
印象として、DREAMWORLDの方が面白いな。
STの方がシステムは良くできてるし、演出も作り込んでるんだけど、いまいちそれが面白さに繋がってない。
ありの木
やりすぎちゃった感じだね、作り込んでないDREAMWORLDの方が面白いという不思議。
この辺バランスが難しい。

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移動
カーソルキー
ジャンプ
Ctrlキー
ゲームの一時中断
Enterキー

襲撃

襲撃の画面 1
「襲撃」のタイトル画面。
Hideshoe
まあ面白いんじゃない?
ありの木
配列使わずにシューティング作るという稀有な例。
仕組みとしては、DREAMWORLDと同じで、バックグラウンドに判定用の四角形が飛んでいて、そこから色を取って当たり判定してる。
だから、どの弾がどの敵に当たったのか判別できてない。
襲撃の画面 2
大量にミサイルに襲われるゲーム。
Hideshoe
もはや動きがミサイルではない。虫にたかられてるみたいだ。
ありの木
壁に当たって反射するから、確率的に四隅が安全。
Hideshoe
本当だ。
4万点超えるとボス戦だっけ?
ありの木
4万点だったかな…。
Hideshoe
おおっ、???出てきた。
襲撃の画面 3
怪しいメッセージとともに、ボスが登場。
Hideshoe
このメッセージ笑える。自分で「宇宙人」て。
ありの木
ボス強いよー。
襲撃の画面 4
ボス戦は、最初が肝心。
Hideshoe
ボスと弾が同じ方向進んでる時がチャンスだね、色彩判定だから、長い間重なってると大ダメージ。
ありの木
それも最初だけ。スピード上がると、当たっても一瞬。
Hideshoe
最初ミスると絶対勝てない。
ありの木
――…これが、後に続くコンフェッティ・UMIMADOの原形か。

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移動
カーソルキー
攻撃
スペースキー
ポーズ
Enterキー
ポーズ後復帰
Enterキー
ポーズ後終了
スペースキー

Mondo di Confetti

Mondo di Confettiの画面 1
タイトル画面。
ありの木
これ中学生の時作ったんだよね。今のUMIMADOの原作。
Hideshoe
この時点で、ベースはできてるね。
基本的なルールと難易度の制御は、この時点からあまり変わってない。
Mondo di Confettiの画面 2
爆発の表現が気持ち良い。
ありの木
相変わらず弾が細いな。
Hideshoe
ミクロの世界。笑
ありの木
スピード上がると、目がチカチカする。
Hideshoe
長い時間できない。
ありの木
多分これ液晶の限界。
Hideshoe
背景の星無くしたら改善されないかな。

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ダウンロード (329KB)

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移動
「↑」「↓」キー
攻撃
スペースキー
ポーズ(3回まで)
Enterキー
ゲームの中止
Escキー