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piezo tap
piezo tap
明日から23日まで、多摩美術大学八王子キャンパスにて、卒業制作展(学内展)が開催されます。先週、恵比寿ガーデンプレイスにて展示したものと同じ作品が並びますので、見逃してしまった方は、是非お越しください。
なお、私の作品は、デザイン棟の2階ギャラリーにて展示されます。展覧会当日は、コンピュータの準備がありますので、早い時間にいらっしゃいますと、稼働していないかもしれません。お昼頃にお越しいただくのが良いと思います。
さて、私の卒業制作を、ここで少しご紹介いたします。
私が制作したのは「piezo tap」というゲームです。Flash(ActionScript3)で開発したプログラムと、Gainerを組み込んだ独自の入力装置で構成されています。また、単にゲームを作っただけでなく、製品として販売すると仮定した場合のブランドアイデンティティ、ロゴタイプ等の提案もまとめました。
プレイヤーは、画面下から浮き上がってくる泡が水面付近に来る瞬間を狙って、入力装置を叩きます。すると水面が波立ち、泡はその場で美しくはじけて得点となります。
一度叩くと、上がってくる途中の泡が全て消えてしまうため、タイミング良く叩かないと、折角のチャンスを失ってしまいます。大きい泡ほど高得点なので、できるだけ大きめの泡が連なって来るのを狙うと良いのですが、制限時間との兼ね合いで、必ずしも小さい泡を見逃すのが良いとも限りません。
3人まで一緒に遊ぶことができ、家族や友達同士で協力して、高得点を目指します。また、複数のプレイヤーが同時に叩いた時に、画面の色を変化させるなど、演出面でも、楽しめる要素を盛り込んでいます。
得点は、上位3位までランキング形式で保存され、ゲーム終了時に表示されます。
本作品は、過去に大学の芸術祭でゲームを展示した経験を活かして制作しており、「一目見て触ってみたいと思う敷居の低さ」「自然に人と繋がり合える仕組み作り」という2つのキーワードに重点を置いています。結果的に、誰もが気軽に触って楽しめるゲームになったと思います。
本作品は最終的に、イベント会場や公共施設等において、エンターテインメント・コミュニケーションツールとして設置することを想定しています。通常ならば、ただ人が通り過ぎていくだけの場所であっても、本製品を設置することで、人々の注目を集めることができ、広告メディア等にも応用できるかもしれません。
- 投稿日時
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2010年03月20日
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