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秩父散策~(4)大野原
秩父散策~(4)大野原
前回 の続きです。第四回目は、大野原のレポートです。これで最終回となります。
最後に訪れたのが、大野原です。秩父太平洋セメントの秩父工場が立地するこの街には、現役で稼働する大変興味深い施設があります。
秩父工場は秩父鉄道に隣接していて、巨大な貨物駅を形成しています。Wikipediaによると、武州原谷駅という名前の貨物駅で、大野原駅と和銅黒谷駅の間に位置します。
大野原駅からは、歩いて10分程度の距離で、巨大なセメント工場の姿を間近で見ることができます。
セメント工場に付随する施設として、ベルトコンベアがあります。ヤフーの地図で見るとわかりますが、30km以上離れた群馬県の叶山から、延々ベルトコンベアが秩父工場へ続いています。
残念ながら、ベルトコンベアのほとんどは、地中に埋まっており、その姿を見ることはできません。しかし、部分的に地上に顔を出している箇所があります。
今回目指したのは、ベルトコンベアが川を渡っていると思われる地点です。地図上で確認すると、オートキャンプ場のそばを、ベルトコンベアが通っているようです。
地元の人に道を訊きながら、河原へ下る道を探しました。そして、オートキャンプ場の敷地を抜けたところに、ありました、コンベアの中継施設です。中からは、ごおんごおんと機械の音が聞こえます。建物の入り口には、小さく「荒川苑中継室」と書かれていました。
しかも、中継室の近くには、替えのベルトと思われる、黒いロールが。これは、予想以上の収穫でした。
さらに、川べりに降りてみると、ベルトコンベアの橋がありました。叶山からここまで、延々石灰石が流れてくるのだと思うと、ちょっとしたロマンですね。
ベルトコンベアを見た後は、もちろんセメント工場へ。
工場施設については、全くの無知ですが、人工物って美しいなあと思いました。
- 投稿日時
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2009年07月16日
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