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大分県仏像めぐり
大分県仏像めぐり
年始休みを利用して、大分県の国東(くにさき)半島に行ってきました。
国東半島では、古くから仏教文化が栄えていたらしく、今でも数多くの寺や仏像が遺されています。一方で、現在は秘境の地となっていて、ほとんど人の姿を目にすることはありません。半島全体に神秘的な雰囲気が漂っています。
国東半島は、地形的には険しい山岳地帯で、谷間に沿って集落が点在しています。寺や仏像は、この険しい地形を利用したものが多く、地元の人が「磨崖仏(まがいぶつ)」と呼ぶ、岩壁に彫られた仏像は、その一例です。
今回、広島の実家から向かいましたが、徳山港から出ている「スオーナダフェリー」が便利でした。福岡を経由せずに、わずか2時間で国東半島へ上陸できます。正月の三が日で多少混雑していましたが、事前に予約していたため、手続きはスムーズでした。
国東半島の中では比較的メジャーなスポットである「両子寺(ふたごじ)」。そして、山間の集落にある「大内岩屋観音堂」。いずれも、崖を掘って御堂が造られており、洞窟の中に仏像が納められています。
後者は、地元住民が手作りしたような素朴な雰囲気があって、地域全体に仏教文化が根付いてきた歴史を物語っているようです。
国東半島にはとにかく仏像が多い!です。どこに行っても、観音像やお地蔵さんが並んでいます。
国東半島の見所はそれだけではありません。半島全体が起伏に富んでいて、絶景ポイントも多いのです。今回行った絶景スポットは、東椎屋の滝と仙の岩。どちらも、スケールが大きくて感動しました。(しかも全然人がいない!)
国東半島には、多くの寺社仏閣があるものの、観光地化はあまりされていないようで、今回目にした観光客はわずか2、3組。公共交通はもちろん、道路網もあまり整備されておらず、車一台がギリギリ通れるほどの山道に何度も遭遇しました。
個人的には、神秘的な雰囲気を味わいつつも、どこか当時の人々の遊び心というか、ユーモアみたいなものを感じました。
国東半島、ぜひ一度行ってみてください。
- 投稿日時
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2013年01月20日
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