気仙沼の被災地

気仙沼の被災地

昨日、会社のCSR活動の一環で、宮城県気仙沼市を訪問してきました。会社の活動なので行程の詳細は省きますが、自分の目で被災地の現状を見られたことは、非常に有意義でした。

気仙沼の被災地
きれいに整理されたがれき。

行ってまず驚いたのは、あれだけ甚大な被害を受けたはずの街が、きれいに整地されていたこと。恐らく震災直後はがれきの山だったのだと想像しますが、今では一通り撤去され、或いは一箇所に寄せ集められて、異様なほどすっきりとした更地になっています。

気仙沼の座礁タンカー
報道で有名になった座礁タンカー。

また、被害状況もテレビで見るほど単純ではなく、見渡す限り更地になっている地区もあれば、道を一本隔てるだけで、普通に住宅が立ち並んでいたり、コンビニやパチンコ店が営業していたりします。

被災した住宅地
見渡す限り更地が広がる。

この辺は、行政の都市計画も絡んでいるらしく、地区によっては復興したくても建て直せない事情があるようです。都市計画の縛りがない地区は、住宅も商業施設もほぼ元通りという印象でした。

天ヶ沢地区応急仮設住宅
天ヶ沢地区の仮設住宅。

GMJ(Good Medicine Japan)さん主催のクリスマス会に、お手伝い要員として参加させていただくことができました。会場は、天ヶ沢地区の仮設住宅です。

天ヶ沢仮設住宅の集会所
準備のため、続々と人が集まってきます。
天ヶ沢クリスマスパーティ
GMJ主催のクリスマス会。

実際お役に立てたことといえば、入口に電飾を取り付けた程度のことでしたが、現地の方と触れ合ってみて、今後の支援の在り方とか現地のニーズが少し分かった気がします。

仮設住宅のイルミネーション
集会場の外に電飾を取り付けました。

ただ、一日足らずの時間では、現地の方々の心情を汲むまでには至らなかったですし、復興の変遷を見ていない立場では、なかなか深いところまで話しづらかったです。

支援のために行ったはずが、逆にもてなされて帰ってきたみたいで、なんか変な感じでした。

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投稿日時

2011年12月18日


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