今年のリンゴ堂

今年のリンゴ堂

リンゴ堂にご来場いただいた皆様、ありがとうございました。偶然も重なって、いろいろな人に会えて良かったです。

既に一週間が経過し、芸術祭の興奮はすっかり冷めてしまいましたが、改めて振り返ってみても、最後の芸術祭として、とても充実していたと思います。

上から見たリンゴ堂
去年にも増して賑わうリンゴ堂。

まず何より、徹夜で作ったゲームをたくさんの方々に遊んでもらえて嬉しかったです。特に、子どもたちが笑顔で熱中している様子は、制作者として見ていて幸せな気持ちになりました。

今年のリンゴ堂には、去年より多い3つのゲーム作品が展示されていて、賑わいも増していました。また、全ての作品が、Gainerやゲームパッドといった、PCを連想させない操作方法を用意することで、敷居を低くすることに成功していたと思います。

ゲームを遊んでくれた方々
たくさんの方々の笑顔が見れて幸せでした。

私の作品の場合、前回の日記にも書きましたが、液晶とGainerを一体化させることで、あたかも液晶の傾きに連動しているかのように、ゲームを操作できるようにしました。ただ、見た目には液晶以外にデバイスが見当たらないためか、画面がタッチパネルだと勘違いする人が多く、説明に苦慮しました。(DS世代の若者だけでなく、お年を召した方にも同じ傾向が見られました)

「JellyPanic」のコントローラ付き液晶画面
今回展示した加速度センサー付き液晶。

これも時代だと思いますので、素直にタッチパネルを買えば良いんですが(苦笑)、「傾ける」っていう動作を、言葉に依らないアフォーダンスで、自然に感じ取ってもらえるようなデザインってできないものでしょうか。今後の課題ですね。

時間的な都合でデバッグが不十分だったんですが、エラーやメモリリークは特に発生せず、プログラムは3日間無事走破してくれました。ただ、事前のテストプレイで一度だけ発生したエラーが未解決なので、不安は拭えません。

人々で賑わうデザイン棟1F・2F
デザイン棟は、例年通りの賑わいでした。

まあ、展示としては、成功だったんじゃないかと思います。去年のフォーマットを100%生かした形なので、何も威張れない立場ではありますが、来年度以降も、是非続けて欲しいなあと願っています。

デジ研部員が出展した他の展示も、新しい試みが多く採り入れられていて、全体として活気のある内容だったと思います。次年度にも期待しています。

なお、今回出展した「JellyPanic」は、キーボードでも遊べるように作ってある(というか、開発段階ではキーボードでデバッグしてた)ので、実はFlashゲームとしてウェブ公開も可能なんですが、ゲーム性に問題があったり、いろいろ不備があったりするので、当面は公開しません。また、今後卒業制作に絡んで改良したり、はたまた、全く別のゲームに変化する可能性もあり、その時になってみないとどうなるのか想像できません。

もし、一度遊んでみたい、という方がいらっしゃいましたら、個人的にメールいただければ、swfのあるURLをお送りいたします。

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投稿日時

2009年11月09日


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