只見線で訪ねる奥会津 旅行・観光ガイド ブログ

只見線に乗車(郷戸駅・滝谷駅)

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豪雪地帯の秘境路線

只見線は、全国でも有数の豪雪地帯を走るローカル線です。全長135km、そのほとんどは只見川に沿って走ります。全線通しで運行されるのは、一日3往復。中間駅の会津川口でも、上下合わせて12本しか発着しない閑散路線です。

只見線の魅力は、なんと言っても、美しい沿線風景です。奥会津の渓谷に沿って走る車窓からは、四季折々の風景が望めます。特に冬場は、豪雪地帯特有の幻想的な風景が楽しめるほか、紅葉の時期も人気です。

今回訪問したのは、5月のゴールデンウィークでした。奥会津地方にとっての5月は、ようやく春が訪れた雪融けの季節。残雪混じりの山々と、水量を増した只見川が、冬や秋とは違う表情を見せてくれるはずです。

※2014.09.10追記 只見線は、2011年7月の新潟・福島豪雨により甚大な被害を受けました。3年以上が経過した今も、会津川口~只見間が不通のままで、復旧の見込みさえ立っていません。本レポートの内容は、被災2ヶ月前のものです。一日も早い全線復旧を心から願っております。

会津若松駅の駅舎
只見線の起点、会津若松駅。

今回は、会津若松側から乗車し、途中、会津川口で一泊。2日間かけて、終点、小出を目指します。

郷戸駅

郷戸駅は、会津若松から数えて12駅目。近くに柳津ダムがあるほかは、これといった観光地がなく、鄙びた集落が点在しています。

会津若松行き列車
郷戸駅を出た列車。
会津若松側を望む
会津若松方面に続く線路。
郷戸駅付近のスノーシェード
只見線には、多くのスノーシェードがある。

5月ということで、只見ではちょうど桜の季節だったようです。郷戸駅は、花を咲かせた桜の木で包まれていました。

郷戸駅の遠景
郷戸駅の周りに桜が咲いている。
郷戸の駅名標
郷戸駅に到着。

郷戸駅には駅舎が無く、箱形の小さな待合室が設けられているだけです。

郷戸駅の駅舎
箱のような形の小さな待合室。
郷戸駅の待合室
待合室の中の様子。

駅を出ると、何もない空き地のような広場に出るので、不安をかき立てられますが、すぐそばに幹線道路(沼田街道)が走っていて、集落もあります。

郷戸駅前の広場
郷戸駅の駅前ロータリー。

会津若松方面からの路線バスは、郷戸で折り返します。駅から少し離れたところにあるバス待合所は、屋根付きの立派な小屋で、トイレも完備されています。(郷戸駅にはトイレがありません)

郷戸バス停
坂を下った所にあるトイレ。

滝谷駅

郷戸の隣駅、滝谷は、幹線道路から離れた山間の集落に佇む無人駅です。駅舎は真新しく清潔感がありました。

滝谷駅の遠景
滝谷駅を遠くから望む。

滝谷駅は、集落の中心部にあり、駅前には、数軒の民家と一軒の商店が建ち並んでいました。また、坂を下っていくと、さらに数軒の農家が点在しています。町と呼べるほどの規模ではありませんが、人の暮らしぶりが伝わってくる、良い雰囲気です。

たばこ屋の看板
滝谷駅前の商店。
滝谷駅前の家並
駅前には小さな集落がある。
滝谷の駅名標
滝谷駅のホーム

滝谷駅にも桜の木があり、廃止された向かいのホームに垂れ下がっていました。滝谷の桜は、既に葉桜になっていました。

廃止されたホームの桜
桜の木がホームに垂れ下がっている。
滝谷駅の待避線
待避線があった。

しばらくして、小出行きの列車がやって来ました。この列車で、会津川口に向かいます。

滝谷駅に入線する列車
小出行きの列車が来た。

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探索日
2011/05/04 - 05

このレポートには、さば柄氏 ・ nokinoshi氏 からご提供いただいた写真が含まれています。

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