観音崎の戦争遺跡 旅行・観光ガイド ブログ

観音崎公園の砲台跡(北門第二砲台跡)

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観音崎公園を散策する

観音崎をはじめとする横須賀市の海沿いには、江戸時代末期に砲台や陣地が多数造られ、永らく国防上重要な拠点と位置付られていました。現在も、多くの軍事遺構が遺されています。

今回は、観音崎の北門第二砲台と走水海岸の洞窟陣地の二ヶ所を探索しました。いずれも、tonotama氏のブログ記事 を参考にしました。素晴らしい探索記事を公開してくださっている tonotama氏 に敬意を表します。

浦賀駅を発着する湘南京急バス
浦賀駅からバスで観音崎へ。

まず向かったのは、観音崎公園です。観音崎公園へは、浦賀駅から路線バスを利用するのが便利です。

観音崎行き京急バスの車内
バスは観音崎公園へ向かう。

前述の通り、ここは幕末以来、軍事要塞と位置付けられていました。そのため、都市開発から取り残され、広大な土地に豊かな自然が残されました。

観音崎公園は、軍用地を丸ごと転用した公園なのです。

観音崎の海岸
冷たい風が吹く海岸。

訪れたのが2月だったため、海に面した観音崎公園は凍える寒さ。防寒対策は必須です。

観音崎の名標
観音崎と刻まれた石碑。

観音崎に到着後、まず海上交通センターのすぐ近くにある北門第二砲台に向かいました。

東京湾海上交通センター
東京湾海上交通センターの管制塔。

北門第二砲台跡には、砲台の台座跡が4つ連なっていて、誰でも自由に台座スペースに立ち入ることができます。また、台座の下には掩蔽壕が遺っていますが、こちらは封鎖されており、立ち入りは規制されています。

砲台の台座部分
北門第二砲台の跡地。

掩蔽壕は各砲台にそれぞれ造られていて、鉄柵などで封鎖されてはいるものの、隙間から内部を窺うことはできます。特に、一番南側の砲台は、何故か鉄柵がずれているために、人が立ち入ることもできそうでした。

鉄柵で塞がれた掩蔽壕跡
掩蔽壕の入口。何故か鉄柵がずれていて入れそう。
煉瓦造りのトンネル
鉄柵の隙間から壕内を撮影。

北門第二砲台の傍のトンネルは、明治時代から残る古いトンネルのようで、安全性に問題があるためか、通行を控えるよう注意書きがありました。しかし、トンネル内にはしっかりと照明が完備されていて、公園関係者の車両は普通に通行しているようです。

古いトンネル
掩蔽壕の傍にある古いトンネル。

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探索日
2010/02/11

このレポートには、さば柄氏からご提供いただいた写真が含まれています。

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