中央防波堤 旅行・観光ガイド ブログ
中央防波堤の場所・行き方
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お台場の先にある辺境地
お台場、ビッグサイトなどで有名な臨海副都心ですが、その先に、巨大な人工島があるのをご存知ですか。
中央防波堤、正式には、中央防波堤内側埋立地・中央防波堤外側埋立地・新海面処分場から成る広大な埋立地です。現在は、都心最後のごみ処分場として、日々収集車が行き交う“ごみの島”となっています。
2010年現在、中央防波堤への上陸手段は、青海方面からの第二航路海底トンネルか、城南島方面からの臨海トンネルに限られます。いずれも歩行者・自転車の通行はできないため、実質的には、自動車でなければアクセスできないということになります。
- りんかい線の東京テレポート駅。
今回は、路線バスを使って海底トンネルを抜け、現地でSTRIDAを広げてサイクリングしました。
バスは、東京テレポート駅発の波01系統。終点の「中央防波堤」まで乗車しました。
折りたたみ自転車の輪行については、「混んでいれば、乗車を拒否することもある」とのこと。波01系統は、そんなに混み合う路線ではありませんが、現地で働く職員の出退勤の時間帯は、避けた方が無難ですね。
- 駅前ロータリーから路線バスに乗車。
ちなみに、日曜日は朝9時台に1往復しか運行されないため要注意です。今回は祝日に行ったため、日中でも1時間に1~2本運行されていました。
テレコムセンターから先、バスは倉庫街を抜けて、海底トンネルに入ります。都営バスとしては、海底トンネルを通る唯一の路線だそうです。
どの区にも属さない島
中央防波堤は、現在、江東区と大田区が取り合っている状態で、どの区に属するか決まっていません。このため、住所は「青海三丁目の先にある場所」という意味で、「江東区青海三丁目地先」という表現が使われています。
- 海を隔ててテレコムセンターが見える。
祝日だったこともあり、バスの乗客は、私含めて3人ほど。終点まで乗っていたのは、私1人でした。
- 環境局の合同庁舎。
- 中央防波堤停留所に到着。
中央防波堤バス停は、合同庁舎からさらに奥に進んだ突き当たりにあります。周囲には、ペットボトルのリサイクル業者と、日本環境安全事業という有害物質の処理業者が、向かい合わせで建っていました。
- 度々問題が指摘されてきた灰溶融炉。
中央防波堤バス停の目の前には、灰溶融炉があります。埋立前に有害物質を除去するため、灰を高温で溶融するための炉です。
ただ、溶融したのに有害な成分が検出される“事故”が度々報告されるなど、この施設については、様々な問題が指摘されています。現在は、運転しているのでしょうか。
- 片側2車線の広々とした道路。
- プレスされたペットボトルが積まれていた。
- 産業廃棄物の処理会社「TRP」。
ひと気の無い2車線の道路は、やはり異様に映ります。平日は車通りがあるのか気になるところです。
- 探索日
- 2010/10/11
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